いよいよなつがマコプロで働き出し、一久さんと新しい作品の製作に取り掛かります。開拓者精神を描くその作品は「大草原の少女ソラ」として、多くの親子を楽しませる作品となったのです。
第24週「なつよ、この十勝をアニメに」
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東洋動画を辞め、新たな道を歩み始めたなつ。
感慨にふける間もなく、麻子が立ち上げたアニメ会社に出社早々、なつは作画監督を任される。
下山や神地といった懐かしい仲間に囲まれ、「大草原の少女ソラ」の企画が動きだす。
なつたちは舞台となる十勝の大地へとロケハンに赴き、美しい風景をスケッチして回り、泰樹が語る開拓時代の話には大きく心を動かされる。
そして1974年秋、大自然の中に生きる家族を感動的に描いたアニメは話題を呼び、初めこそ視聴率は上がらなかったものの、少しずつ子どもやその親たちからの反響が出始める。
(出典:https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/24/)
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大草原の少女ソラ
https://twitter.com/asadora_nhk/status/1171200415926575105
マコプロが企画・制作の全てを行う最初の作品となった「大草原の少女ソラ」。
ミルコス漫画広場の作品として放送されましたが、これは「カルピスまんが劇場」に当たります。
「カルピスまんが劇場」の第6作品目の作品として1974年から始まった「アルプスの少女ハイジ」これが「大草原の少女ソラ」のモデルだと思います。
もちろん小説「大草原の小さな家」をアニメにした「草原の少女ローラ」という作品もあり、1975年から放送されています。
ただ、高畑勲監督が手がけた作品でカルピスまんが劇場の作品として毎週日曜日の19:30〜放送された「アルプスの少女ハイジ」の方が、「大草原の少女ソラ」に近いような気がします。
一久さんも「毎週日曜日ゴールデンタイムでの放送です」と言っていたので。
この作品を作るに当たり、マコプロのみんなは十勝にロケハンに行きました。
実際「アルプスの少女ハイジ」を製作するに渡って高畑勲監督や宮崎駿監督達はスイスにロケハンに出かけました。
これは当時ではとても珍しいことでしたが、リアルな生活を作るためにスイスでしっかり地元の人たちの生活を体験しました。
マコプロの人たちも十勝でじいちゃんの話を聞き、十勝の開拓者の生活を経験したこことでリアリズムを追求していったのでした。
作画監督を務めたなつも、自分が幼い頃十勝で経験した思いを魂としてソラに吹き込みました。
何よりも優が「面白かった」といったことが、なつにとってはとても嬉しかったのです。
嬉しいサプライズ
https://twitter.com/asadora_nhk/status/1171562808485584898
今週はここまで「なつぞら」を見てきたファンにとっては嬉しいサプライズが待っていました。
それはなんと亜矢美さんが再登場したのです!
咲太郎の結婚を見届けた後、咲太郎やなつの前から姿を消した亜矢美さん。
なんと十勝の雪月にやってきたのです。
しかもちょうどなつ達もロケハンで十勝にやってきていたところで、なつにとっては嬉しい再会となりました。
相変わらずの亜矢美さんで、彼女がいると一気にその場が明るくなります。
みんなから大歓迎された亜矢美さんを見ていると、彼女がどれだけみんなに愛されていたかが分かります。
彼女が大好きだったファンにとっても本当に嬉しいサプライズとなりました。
彼女は新宿に戻るために、雪月で働くことになります。
きっといつかまた新宿に戻ってきてくれるでしょう。
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