映画『エアポート’75』あらすじと感想 第2弾は飛行機の操縦室に自家用機が突っ込んだ

『大空港』のヒットにより作られた続編『エアポート’75』。今度はジャンボジェット機の操縦室に自家用機が突っ込んでしまいます。パイロットのいなくなったジャンボjジェット機は無事に空港に着陸することができるのでしょうか?

目次

『エアポート’75』作品情報

タイトル エアポート’75(Airport 1975)
監督 ジャック・スマイト
公開 1974年12月14日
製作国 アメリカ
時間 1時間47分

Rotten Tomatoes

『エアポート’75』あらすじ


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コロムビア航空の409便が、定刻通りにワシントンのダレス国際空港を飛び立ち、ロサンゼルスに向かった。

快適な飛行が期待されていたが予定のコースに濃霧が発生。

同機はやむなくソルト・レイク・シティに急拠着陸することになり、下降を開始していた。

同じ時刻、ジャンボ機のすぐそばを自家用の小型ジェット機が同じ空港をめざして飛んでいた。

操縦桿を握っているのは、ある大会社の重役スコット・フリーマン。

フリーマンが胸に激しい痛みを感じた瞬間、操縦桿を握りしめめたまま心臓発作で息絶えていた。

小型ジェット機は急カーブを描いてジャンボ機に接近、激突した。

(出典:https://eiga.com/movie/42705/)

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パニック映画ブーム

1969年公開の『ポセイドン・アドベンチャー』や1970年公開の『大空港』のヒットにより1970年代前半はパニック映画ブームとなります。

船・飛行機・地震・火災とありとあらゆるジャンルのパニック映画が制作されました。

この『エアポート’75』は『大空港』の続編に当たります。
しかし物語が繋がっているわけではなく、飛行機のパニック映画ということでの続編と位置付けられています。

『大空港』に登場したジョー・パトローニ役のジョージ・ケネディは、『エアポート’75』に同じキャラクターの名前で登場していますが前作と勤めている航空会社も職業も違います。

今作でジョー・パトローニはコロンビア航空の副社長ということになっていました。

物語は『大空港』は雪の積もった空港に機体に亀裂の入った飛行機が不時着するという物語で、滑走路にの止まっている飛行機をどうやって移動させるのかという緊張感でした。

今作はパイロットのいなくなってしまった飛行機をどうやって着陸させるのかという緊張感が描かれていました

操縦桿を握ったのは?

出典:IMDb

操縦室にぶつかってきた自家用機によって、パイロットは重傷を負い、副パイロットは外に投げ出されてしまいました。

さらに航空機関士はぶつかった衝撃で亡くなってしまい、コロムビア航空409便の中には、誰も飛行機を操縦する人がいなくなってしまいました。

驚くキャビンアテンダントのナンシーですが、管制塔に連絡しなんと彼女が操縦桿を握ることになったのです。

しかもソルト・レイク・シティに向かうには機体を旋回させなくてはいけません。
自動操縦も動かない中、パイロットのマードックの指示を受けながら飛行機をマニュアルで操縦し機体を旋回させたのでした。

着陸直前の事故により客室でもパニックが起きています。
さらに女性が操縦していると知って驚く乗客でしたが、もうこの状態ではナンシーにたちょるしかありません。

それは乗客も空港関係者もみんな同時で、乗客の命を救うのはナンシーの腕にかかっていたのでした。

とんでもない作戦

出典:IMDb

ナンシーの活躍でなんとか飛行機は水平に保たれていましたが、ナンシーが飛行機を着陸させることは難しいです。

迷った挙句ジョー・パトローニが下した決断は、ヘリコプターからコロムビア航空409便にパイロットが乗り移るというとんでもない作戦でした。

「無謀だ」と地上にいる人たちはみんな言いますが、「それしかない」とジョーはこの作戦を決行します。

空軍の救難隊に要請し、ヘリコプターから操縦室に移ろうと試みます。
しかしとてもリスクの高いこの作戦は、失敗してしまいます。
移ろうとした時フックが飛行機の機体に引っかかり、パイロットは落ちてしまったのでした。

ナンシーも客室から見ていた乗客たちも叫び声を出します。
これで作戦が失敗したと思われましたが、マードックが自分が乗り移ると言い出します。
そして自分がヘリコプターに吊られながら、コロムビア航空409便に乗り移ったのでした。

まとめ

パニックブームの先駆けとなった『エアポート’75』によって、前作の『大空港』も含め『エアポート』シリーズとして4作品作られました。

パニックになる飛行機の中での乗客が巻き起こすドラマ。

ドキドキする緊張感とその中にある矛盾する面白さが重なって、このシリーズは人気シリーズとなりました。

「あり得ない」と思うことを、次々と行った『エアポート’75』は観客を惹きつける作品となりました。

 

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