映画『フューリー』兵士たちの「怒り」それが戦地で生き延びるための唯一の手段だった


最後の反撃を見せるドイツ軍と戦う連合軍は、ドイツに侵攻していましたが苦戦を強いられていました。女性や子供も兵士として戦わせるドイツ軍を前に、ただただ攻撃するしかない若きアメリカ兵。心優しき青年は戦争の現実に触れたことで、怒りと憎しみを感じるようになってしまうのです。

『フューリー』作品情報


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タイトルフューリー(Fury)
監督デヴィッド・エアー
公開2014年11月28日
製作国アメリカ/イギリス
時間2時間14分

Rotten Tomatoes

あらすじ

(引用:MIHOシネマ

戦車『フューリー』

ウォーダディーが指揮をとるシャーマン戦車。
この戦車には「Fury」そ書かれています。
Furyとは日本語で「怒り」を意味します。

戦車に書かれた「怒り」の文字。
そこにはこの戦車に乗り込む彼らのたくさんの怒りが込められていました。

敵であるドイツ軍に対する怒りはもちろんですが、それだけではありません。
何年も戦い続けてきた彼らは、自分たちの行動にすら怒りを覚えていたのです。

彼らは自分たちが人間として酷い事をやっていることは充分に理解しています。
しかし、戦地で生き残るためには必要なことだったのです。

さらに戦争末期のドイツ軍は兵士だけでなく、総戦力として国民全員を兵士として動員しました。
その中には女性や子供や老人までいました。

たとえ相手が女性や子供であっても敵であれば殺さなくてはいけません。
長い間戦いを続けてきた彼らは、そんなひどい事をさせるドイツ軍、連合軍、さらにはその命令に従う自分に怒りを感じていました。

何も知らずに戦場に送られてしまったノーマン。
彼は最初ウォーダディーや仲間に怒りを覚えますが、次第に戦争の現実を知っていきその怒りはドイツ軍に向かい、さらには自分に向かっていきました。

汚い言葉を吐きながら次々と攻撃するノーマン。
汚い言葉を吐くことでしか、彼の感情はコントロールできないのです。
ちょっとでも油断すれば自分が殺されてしまうし、または優しさを持ってしまうと戦場では通用しないのです。

常に怒りを心に持ち、心を鬼にしているのが戦争なのです
人間としての普通の精神状態では、戦場にはいることができません。

そんな彼らの全てに対する怒りが戦車に書かれた「Fury」という文字で表されていたのです。

ティガーvsシャーマン

ウォーダディー達アメリカ兵の乗るシャーマン戦車
これは大量に作られ、長きに渡って活躍した戦車でした。

そんなシャーマン戦車の前に現れたのがドイツ軍のティーガー

映画の中でも「バケモノだ」というセリフがあるくらいアメリカ軍が最も恐れている戦車で、シャーマンと戦車と比べても分かるように、ティーガーはかなり大きな戦車です。

88m砲を搭載するティーガーの攻撃は、1度の攻撃でシャーマン戦車を破壊するほどの威力を持っています。

映画の中では、シャーマン戦車4輌で挑みますが、あっという間に攻撃されてしまいました。

武装でも装甲においても圧倒的にティーガーの方が優れた戦車だったのです。

そんなティーガーの唯一の弱点は後ろの装甲が薄くなっている部分です。
そこに砲弾を打ち込むことで、ウォーダディーはなんとかティーガーに勝利しました。

1輌のティーガーに対して3輌のシャーマン戦車で挑み、なんとかティーガーを破壊できました。

このティーガーにアメリカ軍は苦しめられていたのです。

まとめ

第二次世界大戦末期のヨーロッパでの連合軍とドイツ軍の戦いを描いた映画『フューリー』。

戦争には勝った連合軍でしたが、彼らは戦地で壮絶な思いの中で色んなものと戦っていました。

逃げることもできず、前に進むしかなかった兵士達。

彼らが感じた全ての怒りが込められているのが、映画『フューリー』なのです。