映画『君の名は。』ネタバレ感想と解説 「組紐」と「カタワレ時」に込められた秘密


日本全国でブームとなった『君の名は。』新海誠監督の作り出す美しい日常の世界とともに、時空を超えた物語が描かれていました。時空を超えて出会うことのできた三葉と瀧。彼らが出会うことができたのには、「カタワレ時」と「組紐」が関係していたのでした。

『君の名は。』作品情報

タイトル 君の名は。
監督 新海誠
公開 2016年8月26日
製作国 日本
時間 1時間46分

Rotten Tomatoes

『君の名は。』あらすじ


「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション

1000年ぶりとなる彗星の来訪を1カ月後に控えた、日本。

山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、憂鬱な日々を送っていた。

町長である父の選挙運動や、自らの家系である神社の古き風習…。

すべてが嫌でたまらなく、都会への憧れを強く抱いていた。

そんなある日、三葉は自分が東京の男子高校生になる夢を見て、念願の都会生活を満喫! しかもその不思議な夢は度々、繰り返されるようになった。

一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町に住む女子高校生になる、という奇妙な夢を見ることが多くなっていた…。

やがて、自分たちの身体が夢の中で入れ替わっていることに気づいた2人。

お互いにメモを残すことにし、力を合わせてその状況を乗り切っていく。

ところが2人の気持ちが打ち解けてきた矢先、入れ替わりが突如、途切れてしまい…!?

(出典:© 2016「君の名は。」製作委員会)

三葉と瀧をつなぐ組紐


飛騨高山の組紐(細い四色)。【君の名は。】の聖地、飛騨の職人の手作り。

飛騨の糸森に住み三葉と東京に住む瀧。
彼らの体はある日突然入れ替わってしまいます。

彼らは自分たちが単に入れ替わっているだけだと思っていましたが、彼らは時空を超えて入れ替わっていたのです。

三葉と瀧には3年の時間のズレがあります。
三葉のいる世界は瀧のいる世界の3年前の世界です。

それを知らない二人。
三葉は思い切って瀧に会いに東京に行きますが、もちろんそこにいる瀧は3年前の瀧でまだ三葉と出会っていない瀧です。
三葉に出会っても「あんた誰」と聞くだけです。
ショックを受ける三葉でしたが、別れ際に三葉は瀧に髪を結んでいた組紐を渡します。

この組紐が二人を繋ぐ桃となったのです。
この組紐が時空を超えて二人が出会えるきっかけとなったものだったのです。

組紐の歴史は三葉のおばあちゃんが説明しています。
「組紐には糸森千年の歴史が刻まれている」
組紐を編みながら三葉はその言葉を聞きます。

さらにおばあちゃんは「むすび」について説明します。
氏神様を意味するむすび

・糸をつなげること
・人をつなげること
・時間が流れること

むすびには深い意味がありそれはは全部神様の力なのです。

三葉たちの作る組紐も神様の技で、時間の流れを意味しています。
より集まって形となり、捻れて絡まって時には戻って、途切れてまた繋がる。
それがむすびなのです。
それが時間なのです。

東京で三葉はそんな意味のある組紐を瀧に渡したことで、二人の時間は繋がりそして時空を超えて出会うことができたのです。

カタワレ時に出会えた二人

三葉を探すために飛騨に向かった瀧。
そこで3年前に糸森町で起こった彗星の事件を知ります。
そして同時に三葉たちが亡くなっていたことにも気づいたのでした。

現実なのか夢なのか妄想なのか分からなくなった瀧。
真実を確かめるために向かったのは、御神体でした。
そこで三葉の半分が入った口噛み酒を飲みます。
それは三葉を助けるために、もう一度だけ時空を超えるためでした。

三葉と入れ替わることができた瀧。
町の人を避難させながら、自分と入れ替わった三葉が御神体にいることに気がつきます。
そして御神体を求めて走ります。
その頃瀧の体に入れ替わった三葉も目をさまします。

お互いの名前を叫びながらお互いを探し続ける三葉と瀧。
そこにいることが分かってもお互いは見えません。
それは3年という時空があるからです。

しかしその時「カタワレ時」になります。
その瞬間二人は出会うことができたのでした。

カタワレ時(黄昏時):夕方 昼でも夜でもない時間
世界の輪郭がぼやけて人ならざる者に出会うかもしれない時間

この時間に二人は出会うことができたのです。
ほんの少しの時間でしたけど、お互いの存在を確認できたのです。

そして三葉は、町の人を守るために走り続けたのでした。

まとめ

三葉とたきが時空を超えて出会うことができたのは「組紐」と「カタワレ時」のおかげでした。

それは奇跡かもしれませんが、それはすでに決まっていたことだったです。

むすびは神様の力です。

二人が入れ替わることは運命で、瀧は三葉を助け三葉は糸森町の人を助ける。

それは千年前から決まっていた二人の運命だったのです。

そしてお互いの名前を忘れても、また会えることもきっと運命だったのです。

 

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