引っ越したばかりの家に男3人が侵入してきた。男達から逃げるために逃げ込んだ部屋それは「パニックルーム」と呼ばれる避難用の部屋でした。しかし3人の男の目的のその部屋にある金庫だったのです。
『パニックルーム』作品情報
タイトル | パニックルーム(Panic Room) |
監督 | デヴィッド・フィンチャー |
公開 | 2002年5月18日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間52分 |
Rotten Tomatoes
『パニックルーム』あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
部屋越しの攻防
強盗に侵入され母と娘が逃げ込んだ部屋は「パニックルーム」と呼ばれる部屋でした。
前の持ち主が緊急避難用に作った部屋。
そこは扉を閉めると外からは絶対に入ることができない部屋なのです。
しかし携帯の電波が通じない部屋でもあります。
部屋に別回線の電話があったので電波が入らなくても大丈夫だったのです、まだひっっこしてきたばかりの親子は、この部屋の回線を繋いでいませんでした。
部屋にあるモニターから男達を監視し出て行く用に促しますが、男達は出て行きません。
なぜなら彼らの目的は「パニックルーム」だったからです。
この部屋に金庫が隠されていて、そこには大金があります。
男達はそのお金盗むために、この家に侵入したのです。
部屋から親子を出そうと色んな手段を使いますが、親子は出てきません。
か弱そうな親子でしたが、とっさの判断で男達の脅しに屈せず逆に男達を追い込んでいくのでした。
狭い部屋が嫌いな母親メグ。
糖尿病を患っている娘サラ。
一見勝ち目のなさそうな親子でしたが、メグはサラを守るために戦います。
子供をのためなら母親はどんなことだってできるのです。
母親の脅威を知らない男達。
それが彼らの弱点だったのかもしれません。
サラと離れてしまってからメグはさらにパワーアップします。
警察に頼らず自分で犯人を倒すと決めたのでした。
スリルある映像マジック
『パニックルーム』の監督はデヴィッド・フィンチャー。
彼らしい撮影テクニックを使って観客の心理をドキドキさせます。
犯人が侵入すると時も鍵穴からの視点を見せたり、親子が部屋に逃げ込んだ後は部屋越しに親子と犯人達を映し出します。
ガスを送るシーンがホースの中を映すことで、ガスが送られる恐怖が映像から伝わってきます。
『ファイト・クラブ』でもあった撮影テクニックで、観客を誘導するのがデヴィッド・フィンチャー監督の凄さです。
このような映像があったからこそ、親子の恐怖がリアルに伝わってきました。
張り詰めた緊張感の中で繰り広げられる犯人と親子の対決に、最初から最後まで目を話すことができません。
親子と一緒にパニックルームに閉じ込められたような感覚になりながら、映画を見ることになるでしょう。
まとめ
パニックルームを巡って起こる母娘と強盗犯の心理戦。
犯人が外で待っている状態でどうやって母娘はこの部屋から逃げ出すのか。
外からは開かない部屋に入りたい犯人達は、どうやってこの部屋に入り込むのか。
緊張の心理戦にデヴィッド・フィンチャー監督らしい映像が加わり、手に汗握るサスペンスになっていました。
最後まで戦い続けた母メグ。
彼女の勇気に脱帽です。