『マチェーテ』の続編として作られた『マチェーテ・キルズ』。前作同様ダニー・トレホが出演し無敵ぶりを見せつけていますが、物語自体はB級を振り切った作品になっています。サプライズゲストに本当に驚きます。
『マチェーテ・キルズ』作品情報
タイトル | マチェーテ・キルズ(Machete Kills) |
監督 | ロバート・ロドリゲス |
公開 | 2014年3月1日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間47分 |
Rotten Tomatoes
『マチェーテ・キルズ』あらすじ
マチェーテ・キルズ スペシャル・プライス [Blu-ray]
[aside type=”normal”]
ある日、マチェーテのもとにアメリカ大統領から直々の依頼が来る。
内容はメキシコのイカれた男“マッドマン”を抹殺してほしいというもの。
しかし、マッドマンの心臓はワシントンに狙いを定めたミサイルと連動しており、心臓が止まると発射される仕組みになっていた。
それを解除できるのは、世界一の武器商人ヴォズだけ。そのため、マッドマンを生きたままアメリカに連れて行くことに。
しかし、そんなマチェーテとマッドマンを、懸賞金目当ての連中が次々と襲いかかってくる。
(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347210)
[/aside]
続編はとんでもない展開に!
完全に遊びすぎたロバート・ロドリゲス監督。
彼のジョークとバイオレンスは前作をはるかに超えて、とんでもないものになっていました。
まだ前作では「メキシコ人の怒り」というものを感じましたが、今作ではほとんどメキシコは関係ありません。
武器商人の標的はワシントン。
しかも世界を壊すことが目的です。
それを止めるために大統領直々に頼まれたのが、マチェーテということなのです。
前作にも登場したミシェル・ロドリゲス扮するルースがリーダーのメキシコネットワーク。
彼らの中には「メキシコのためではなく、自分たちに関係ない」というものもいます。
それは当然だと思いますが、「世界中に困っている人がいてそれを助ける」といってなぜかこのメキシコネットワークのメンバーが世界のために戦ってくれるのです。
しかも武器商人のヴォズはスターウォーズファンというだけあって、後半物語の所々にスターウォーズのパロディがあります。
思わず笑ってしまうものから苦笑してしまうものまで、さすがロバート・ロドリゲスと思ってしまいます。
マチェーテの戦いのシーンでも前作以上に残虐的なシーンになっています。
完全にロバート・ロドリゲスワールドになっていて、監督が楽しみながら作品を作ったのが伝わってくるはずです。
豪華キャストは健在
前作から引き続き、ダニー・トレホやミシェル・ロドリゲス、ジェシカ・アルバは登場します。
それ以外のキャストも前作同様に豪華キャストが集結していました。
悪役のボスはメル・ギブソン。
マチェーテに直々にお願いした大統領はチャーリー・シーン。
今作では彼の本名カルロス・エステベスでクレジットされています。
それ以外にも女性ではアンバー・ハードと、有名どころか次々と登場します。
そして1番驚いたのが正体のわからないマスクをかぶった人物です。
この人物の性別はわかりません。
男になったり女になったり様々です。
女性になった時に演じていたのはレディー・ガガでした。
彼女の本格的な映画デビューの作品となります。
そしてレディー・ガガのマスクを取ったら現れたのが、アントニオ・バンデラスです。
この二人のサプライズ登場には本当に驚きました。
しかも使い方がもったいない。
前作に続き今作でも豪華キャストは健在で、ロバート・ロドリゲスの人脈に驚きます。
果たして続編は??
物語の終わり方やなぜか冒頭の予告編など、続編を作る気満々のロバート・ロドリゲス。
インターネット・ムービー・データベースでも構想中となっています。
もし作られたら物語は宇宙での話になるはずなので、ますますとんでもないことになりそうな予感がしますが、なぜか楽しみでもあります。
もともと『マチェーテ』自身が予告編を遊びで作ったことから始まったので、予告編だけかもしれません。
でも『マチェーテ』という作品が誕生したことを考えると、続編の『Machete Kills in Space 』も作られるかもしれません。
ここまでくるとぜひ、続編を作って欲しい。
そう思ってしまいます。
まとめ
B級感満載でロバート・ロドリゲス監督の世界観が炸裂している『マチェーテ・キルズ』。
物語の内容よりもとんでもなく残虐的なシーンと、豪華キャストやサプライズキャストを楽しむことをお勧めします。
『マチェーテ』『マチェーテ・キルズ』と連続でみるとこの世界観にハマってしまい、続編を待ち望んでしまいます。