映画『トゥルーマン・ショー』父を超え外へ飛び出したトゥルーマン


生まれた時から全世界で自分の生活がライブ放送されているトゥルーマン。世界一有名なことを本人は知りません。外の世界へ出ないように操られた男が自分の中の探究心と恐怖心との間で悩み続けます。そして最後は自分を作った父を超え外に飛び出していく物語になっていました。

『トゥルーマン・ショー』作品情報


トゥルーマン・ショー [Blu-ray]

タイトル トゥルーマン・ショー(The Truman Show)
監督 ピーター・ウィアー
公開 1998年11月14日
製作国 アメリカ
時間 1時間43分

Rotten Tomatoes

あらすじ

典型的なアメリカ市民・トゥルーマン。

だが彼の暮らす環境は、どことなく不自然だ。

それもそのはず、実は彼の人生は、隠しカメラによってTV番組「トゥルーマン・ショー」として世界中に放送されていたのだ!

家族や友人を含めたこれまでの人生が全てフィクションだったと知った彼は、現実の世界への脱出を決意する…

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=84338)

世界一の有名人 トゥルーマン

生まれた時から全世界で自分のことがライブ放送されているトゥルーマン。
彼の誕生を17億人が見て、彼は初めて歩いた時は220カ国で放送されました。
全世界で有名なのが、トゥルーマンなのです。
彼の顔を知らなう人は世界中いないくらい有名です。

もちろんトゥルーマン自身はそのことを知らずに30歳まで育ちますが、だんだん自分の周りがおかしなことに気が付き始めました。

彼の人生を全世界で放送することを決めた時から、彼は大きな島の中に閉じ込められていました。
外に出ることのないように、幼い頃から外へ興味を持たないように教育されトラウマさえ植え付けられてしまいます。
その1番が父親を海で亡くすということでした。
その作戦は成功し、彼は水が怖くて海に囲まれたこの島から出ることができなかったのでした。

それでも恋した女性のためにフィジーを目指そうとしますが、何としても彼のフィジー行きを阻止しようと周囲は動くのです。

子供への執着

「トゥルーマンショー」のプロデユーサーのクリストフは、生まれた時から30年間トゥルーマンの全てを見続けてきました。
そしてそのうち彼のことを自分の子供、自分の所有物と思うようになってしまったのです。

何としても自分の思うように彼を操りたいクリストフは、彼を自分の作り出した世界で生きさせようとします。
「外よりもこの島にいる方が安全だ」そうトゥルーマンに思い込ませたのでした。

トゥルーマンに恐怖心を植え付け、島での生活しか考えないようにします。
しかし大人になるにつれてトゥルーマンは、外へ興味を持つようになったのです。
自分の知らないところへ行ってみたいと思うようになっていたのでした。

子供に執着する父親のようになったクリストフ。
自分の手元に置いて、全てを監視しておきたいのです。

息子の全てを知っておきた父親になっていました。

息子vs父親

外に出て自分の知らない世界を見てみたい息子。
安全で自分の目の届くところに息子をおいておきたい父親。

それがトゥルーマンvsクリストフの戦いでした。

父親は息子に次々と障害をぶつけます。
愛するがゆえの障害で下が、父は息子はその障害を乗り越えられないと思っていました。

一方息子はも覚悟が決まっていました。
どんな障害も「俺は負けない」と言って乗り越えて行きました。

障害を乗り越える息子を父親は心配そうに見ています。

それでも最後はトゥルーマンは恐怖に怯えているから、絶対に自分の元を離れていかないという自信があります。

でももう息子は立派な大人になっていました。

父親が作り出した世界を飛び出て行きます。
その時のトゥルーマンの笑顔は、自信に満ち溢れた清々し笑顔でした。

それを見てクリストフはショックを受けます。
彼はいつまでの子離れができない父親だったのです。

まとめ

全世界が見ている自分の人生。

まさか自分の生活が全て作られたものだったとは知らなかったトゥルーマンでしたが、それを知った時彼は外に出ていくことを選びました。

それは息子が父親を超えた瞬間でもあったのです。

大人になる、それは子供が親を超えることなのかもしれません。