ベトナム帰還兵、ボクサーの次は刑事に挑戦のシルヴェスター・スタローン。当時の奥さんのブリジット・ニールセンも出演した『コブラ』は、新たなヒーロー誕生作品です。1人で敵と戦うスタローンは今作でも健在です。
『コブラ』作品情報
タイトル | コブラ(Cobra) |
監督 | ジョージ・P・コスマトス |
公開 | 1986年8月9日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間27分 |
Rotten Tomatoes
『コブラ』あらすじ
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ナイトスラッシャーと呼ばれる狂信的な虐殺集団による殺人事件が続発。
その凶行を偶然目撃したモデルのイングリッドは命を狙われるハメに。
そんな彼女の警護任務に、ロス市警の刑事コブレッティが就く。
サブマシンガンを携行し、カスタムメイドされた改造車を乗り回すその男はコブラとあだ名される凄腕刑事だった。
(出典:https://eiga.com/movie/12129/)
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スタローンのカーアクション
1950年型のマーキュリーを乗り回すコブラ。
改造車でニトロエンジンも積んでいて、かなりスピードの出る車となっていました。
コブラはこの車で犯人グループとカーチェイスを行います。
肉体派のスタローンにとってカーアクションは珍しいのですが、『コブラ』の中では激しいカーアクションを披露していました。
銃を撃ちながら運転したり、バックで犯人の車と向き合いながら逃走したりと激しく見応えのあるアクションシーンとなっていました。
女性に優しいコブラ
『ロッキー』ではエイドリアンという女性の存在がありましたが、スタローン映画では女性は
それほど印象が残らないイメージがあります。
しかし『コブラ』では女性に優しいスタローン演じるコブラを見ることができます。
1匹狼的存在のコブラですが、イングリットがコブラの皮を破っていきます。
犯人グループに襲われるイングリットを守ることになったコブラ。
最初は無口であまり話をしませんが、次第に二人の距離が縮まりはじめました。
恐怖が二人を結ぶつけたのかもしれません。
コブラの本名マリオンですが、彼は女性の中えなもで嫌がっています。
イングリットはコブラをマリオンと呼び、いたずらっぽくコブラとの仲を深めていきます。
コブラもイングリットに冗談を言ったりして、いつものスタローン作品では見れないお茶目なスタローンを見ることができます。
イングリットを演じたのは当時のスタローンの奥さんブリジット・ニールセンです。
『ロッキー4』後結婚し、夫婦で共演していたのです。
ブリジット・ニールセンの役名はイングリット・ヌードセンという名前で、明らかに遊んでいるのが伝わってきました。
夫婦で共演していたからこそいつものスタローンと違い、優しさや人間らしさを感じることができたのかもしれません。
まとめ
スタローンが刑事役に挑んだ作品『コブラ』。
スタローン自身がが脚本と主演を務めました。
いつもとは少し違う人間らしい主人公を演じていますが、強さはいつも通りで1人で敵を全員倒してしまうスタローンでした。
銃撃戦やアクション以外にカーアクションも見ることができ、迫力満載の映画になっています。