映画『カプリコン・1』あらすじとネタバレ 火星着陸は捏造だった


カプリコン・1は無事に火星に向かって打ち上げられますが実は乗組員は中にはいませんでした。宇宙開発の予算を確保したい博士と嘘をつきたくないクルー達。そして事実に気づきつつある記者。それは恐ろしい戦いの始まりだったのです。

 

『カプリコン・1』作品情報

タイトル カプリコン・1(Capricorn One)
監督 ピーター・ハイアムズ
公開 1977年12月10日
製作国 アメリカ
時間 2時間3分

Rotten Tomatoes

『カプリコン・1』あらすじ


カプリコン・1 [Blu-ray]

打ち上げ寸前だった有人火星宇宙船カプリコン1の3人の乗組員が船外に連れ出される。

宇宙船の故障が発覚したものの、それを公表できず、やむなく関係当局は大掛かりなセットを組んで、その成功をでっち上げることに。

中継映像から不審なものを感じた新聞記者コールフィールドは調査を開始。

一方、3人の乗組員たちは闇に葬られようとしていた!

(出典:https://eiga.com/movie/8133/)

NASAの宇宙開発費

出典:IMDb

火星に向かって旅立った宇宙船「カプリコン・1」。
打ち上げには大統領ではなく副大統領がきます。
そのことが宇宙開発の実態を表していました。

実際にアメリカでの宇宙開発にかけられていた予算は、月面着陸に成功したアポロ計画以降縮小傾向にありました。
月面着陸には全世界の人々が興味を示しましたが、それ以降はアメリカ国民のはほとんど興味を示さなくなっていました。

『カプリコン・1』の中でもドラマの再放送や野球の試合が中止されるというクレームがきたと言っていました。
国民の宇宙への関心は薄れていたのです。

さらにお金の問題もありました。
宇宙開発にお金をかける前に、アメリカ国内で貧困で困っている人たちにお金を回せという世論が起きていました。

ロケットの打ち上げに大統領が来なかったのは、これらのことを意味していたのです。

真実を示すことの恐怖

出典:IMDb

『カプリコン・1』は火星着陸を目指しロケットを打ち上げるところから物語は始まるのでSF映画のジャンルに区分されることが多いですが、実際はサスペンスドラマ的な要素が強いです。

宇宙のことではなく、火星着陸を捏造する宇宙開発関係者と真実を述べようとするクルー、さらには真実に気がついた新聞記者の物語です。

予算を確保するためにもロケットの打ち上げを絶対に失敗できない博士達。
しかしロケットに致命的なミスが見つかり、クルーを降ろすことになってしまいます。
それでも成功と見せるために火星着陸をでっち上げたのでした。

一方嘘をつくことに抵抗を感じるクルー達。
さらにはでっち上げに気がついた新聞記者。
両者は博士達の権力に潰されそうになってしまうのでした。

実際は権力との戦いを描き真実を公表するまでの物語なのです。

「カプリコン・1」の船長が述べた「作り事の世界が本物に見える。人を簡単に騙すことができる」という言葉が心に残ります。

まとめ

火星を目指すSF映画でありながら、権力と戦い真実を伝えようとした男たちの物語になっているのが『カプリコン・1』です。

NASAの予算縮小など実際の問題も描きながら、嘘と真実の見極めという深いテーマの内容でもありました。

全てを疑うことはありませんが、おかしな事を追求する信念も必要だと新聞記者の姿を通して描いています。

 

スポンサーリンク