ガンダルフに連れられて旅の仲間となったホビット庄のビルボ・バギンズ。英雄でも戦士でもない彼がドワーフとともに故郷を求めて旅を続けます。たくさんの登場人物に聞きなれない地名。ここではビルボの旅路をまとめてみたいと思います。これを読めば登場人物に整理ができるはずです。
『ホビット 思いがけない冒険』作品情報
タイトル | ホビット 思いがけない冒険(The Hobbit: An Unexpected Journey) |
監督 | ピーター・ジャクソン |
公開 | 2012年12月14日 |
製作国 | アメリカ/ニュージーランド |
時間 | 2時間49分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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ホビット族のビルボ・バギンズは魔法使いのガンダルフに誘われ、13人のドワーフたちと共に、恐るべきドラゴン“スマウグ”に奪われたドワーフの王国を取り戻すという危険な冒険に加わる。
彼らは凶暴なアクマイヌ、そして謎の魔術師たちがうごめく危険な荒野や、ゴブリンが潜むトンネルを抜けていかねばならない。
ビルボはそこで、彼の人生を変えてしまう生き物ゴラムと出会い、を手に入れる。
この質素な金の指輪が中つ国の命運を握っているとは、そのときビルボは知るよしもなかった・・・。
(出典:https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=3764/)
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奪われた祖国
人間の町 谷間の国デイル。
そのデイルの前にそびえるのが、ドワーフの国 はなれ山「エレボール」です。
そのエレボールはドワーフの国王であるスワロールが支配する国でした。
しかしある時スワロールは王家の宝である、アーケンの石を手に入れます。
これがドワーフに破滅をもたらすことになってしまいました。
このアーケンの石を手に入れてから、スワロールは金に執着するようになっていまします。
そしてその黄金を手に入れようと、火竜 ドラゴン スマウグがエレボールを襲ってきました。
スマウグの前にドワーフ達は逃げ出すことしかできませんでした。
エレボールはスマウグのものになってしまい、ドワーフ達は故郷を追い出されてしまったのでした。
それから数十年達、スワロールの孫トーリン・オーケンシールドは12人のドワーフとともに祖国再建への旅に出ようとしています。
「いにしえの鳥がエレボールに戻る時、獣の時代は終わる」
トーリンは今がまさにその時だと信じ、仲間とともにエレボールを目指したのでした。
祖国再建への旅
仲間
エレボールを目指したのはトーリン達13人だけではありませんでした。
魔法使いガンダルフもその旅に加わります。
彼はトーリン達がエレボールを取り戻すのと同時に、ドラゴンと悪が手を結ぶのを恐れていました。
400年前以上の暗黒が近づいているのを感じ取っていたガンダルフ。
彼はスマウグが目覚める前に、ドラゴンを倒そうと考えていました。
そしてそのガンダルフが旅の仲間に入れたのがホビットのビルボ・バギンズです。
ガンダルフはトーリンの父スラインから鍵を預かっていました。
それは閉じていると見えない扉の鍵です。
扉を開けるのに必要なのは「忍び」だと言って、ホビットのビルボを仲間に加えたのでした。
さらにガンダルフは普通の人々の行いが闇を追い払うと信じていました。
だからガンダルフは普通のホビットであるビルボを旅の仲間に選んだのです。
扉を見つける地図
トーリンはドワーフに代々伝わる地図を持っていました。
その地図が理解できれば、エレボールに入る扉を見つけることができます。
しかし地図に書かれた暗号はガンダルフでさえ、読み解くことができませんでした。
そこでガンダルフは古代の文字が読めるエルフのエルロンド卿に助けを求めます。
しかしトーリンは自分たちがスマウグと戦いっている時に、助けに来なかったエルフのことを嫌っています。
それでもガンダルフの計らいで、エルロンド卿は、地図に書かれた秘密を読み解いてくれたのでした。
エルフの住むイムラドリスの谷 裂け谷には、エルフの中で最も力のあるガラドリエルもいました。
彼女は「何かあったら助ける」と言って、ガンダルフを送り出したのでした。
魔法使い
中つ国には5人の魔法使いがいます。
ガンダルフ以外には白の魔法使いサルマン、茶の魔法使いラダガスト。
さらに2人の青の魔法使いです。
ラダガストは森の見張り役ですが、彼は闇が近づいていることに気がついていました。
彼は廃墟になった砦ドル・グルドゥアで死人遣いであるネクロマンサーが、暗黒の世界から蘇るのを見たのでした。
一方、サルマンはガンダルフやラダガストの話を信じません。
それどころかドワーフがエレボールを目指して旅することもやめさせるべきだと、ガンダルフに言ったのでした。
旅の仲間の敵
エレボールを目指して旅を続けるビルボ達。
しかし彼らの前に次々と敵が現れます。
トロル
ドワーフやビルボを食べようとしたのは、トロルです。
ちょっと間抜けな彼らですが、お腹を空かした彼らは捕まえたドワーフを火で焼き食べようとしていました。
それを助けてくれたのはガンダルフでした。
トロルは太陽の下では動くことができないのです。
朝日を浴びたトロルはその場で固まってしまいました。
ゴブリン
トーリンの首には懸賞金がかかっていました。
彼らを捕まえてお金をもらおうとしたのが、ゴブリンでした。
この危機もガンダルフの助けで逃げ切ることができますが、このゴブリンに捕まった時にビルボは「魔法の指輪」を手に入れてのです。
ゴブリンとの戦いの時に、ゴブリンと共にビルボは洞窟の底に落ちてしまいます。
落ちた底にいたのがゴラムでした。
ゴラムは落ちてきたゴブリンを食べようとして、ゴブリンを移動させる時に持っていた指輪を落としてしまいます。
それを拾ったのが近くにいたビルボだったのです。
まだ指輪の力を知らないビルボですが、ゴラムから逃げる時に指輪をはめると自分の姿が消える事に気がつきました。
その魔力を使ってビルボはゴブリンの洞窟から抜け出すことに成功しました。
そして無事にガンダルフ達と再会できますが、指輪の話はしませんでした。
ただし、ガンダルフだけはビルボがポケットの中に指輪を隠したことに気がついていました。
オーク
トーリンにとって宿敵がオークのアゾグです。
エレボールを追われたドワーフは、古代王国のモリアを目指します。
しかしそこはすでにオークに占領されていたのです。
ドワーフ達はオークと激しい戦いを繰り広げます。
しかしオークの王であるアゾグは、ドワーフの王であるスワロールの首を落としたのでした。
ショックを受けたトリーンは、アゾグの片腕を切り落としました。
アゾグは仲間に連れられて身を隠しますが、トーリンはすでにアゾグは死んだと思っていました。
しかしアゾグは生きていました。
そしてドワーフ、トーリンに復讐する日を待ち続けていたのです。
トーリンに懸賞金をかけたのは、もちろんアゾグです。
彼は何としてもトーリンを殺そうと考えているのでした。
まとめ
ホビットのビルボ・バギンズ旅の始まりとなる『ホビット 思いがけない冒険』。
この作品で彼らがなぜ旅をするのか、そしてビルボがどうして「魔法の指輪」を手に入れたかが分かります。
さらにドワーフを追いかける敵や、それ以外に闇が動き出していることを知ることができるのです。
ここからいよいよ祖国再建の戦いが始まるのです。