映画『ローン・サバイバー』あらすじと感想 アフガニスタンで生き残った1人の男の実話

2005年ネイビー・シールズがアフガニスタンで行なったレッド・ウィング作戦。この作戦に参加したった1人生き残った海兵隊員の物語が『ローン・サバイバー』です。武装勢力との戦いの中、命の尊さを選択した人たちの物語でもありました。

目次

『ローン・サバイバー』作品情報

タイトル ローン・サバイバー( Lone Survivor)
監督 ピーター・バーグ
公開 2014年3月21日
製作国 アメリカ
時間 2時間1分

Rotten Tomatoes

『ローン・サバイバー』あらすじ


ローン・サバイバー Blu-ray

(引用:MIHOシネマ

レッド・ウィング作戦

タリバンの指導者で、アフガン東部で海兵隊員の殺害を指導したアフマド・シャーの捕捉または殺害が目的だったレッド・ウィング作戦

2005年6月に遂行されました。
特別偵察班として4名が潜入します。

アフマド・シャーを確認し本部に連絡を入れますが、通信状態が悪く連絡ができません。
通信状態の回復を待っている間に現地の山羊飼いたちに4人は見つかってしまったのでした。

4人は作戦を中止しますが、タリバンの兵士たちに囲まれてしまいます。
さらに連絡を受け救援に向かったヘリコプターも、待っていたタリバン兵士によって撃ち落とされてしまったのでした。

この作戦で19名の隊員が亡くなってしまいました。
生き残ったのはたった1人だっけでした。
それはネイビーシールズ史上最悪の出来事となってしまいます。

ネイビー・シールズ

今回のレッド・ウィング作戦の任務についたのはネイビー・シールズの隊員達でした。

映画の冒頭でも描かれている過酷な訓練。
彼らの訓練の過酷さは有名です。
多くの人が脱落していく中、強靭な肉体と精神の持ち主だけが隊員となれるのです。

強い彼らですがあくまで彼らも普通の人間です。
家に戻れば家族があり普通の暮らしがあります。

家族をアメリカに残しながら過酷でタフな任務につくネイビー・シールズの隊員。
そこには母国を愛する強い気持ちがあったのです。

命の尊さの選択

実話を元にして作られた映画『ローン・サバイバー』。
ネイビーシールズの任務が描かれていますが、映画の中には命について選択する場面が出てきます。

山羊飼いに見つかってしまった時に、捕まえた彼らをどうするか?
3つの選択がある中、彼らが選んだのは山羊飼いを解放することでした。
もちろんそれは自分達を危険にさらすことになります。

葛藤しながらも出した答え。
そこにはネイビーシールズとしての誇り、さらには人間としての誇りがあったのです。

また生き残ったマーカス隊員を助けた現地の村人達。
彼らもまたマーカスを助けることで自分たちを危険にさらします。

それでもアメリカ人のマーカスを助けました。
彼らは村の掟パシュトゥーンに従ったのです。
その掟は「いかなる代償が伴おうと敵から逃げる者を守り抜け」というものでした。
そこには命の尊さが謳われていたのです。

どちらの選択も人としてのプライドからの行動です。
自分たちは動物ではなく人間で命は大切なものだということを、身を呈して実行した勇者たちの物語が『ローン・サバイバー』でもあります。

まとめ

レッド・ウィング作戦で生き残った隊員の手記を元に作られた映画『ローン・サバイバー』。

映画の中でがその任務のか過酷さと戦いの悲惨さが描かれています。

それと同時に人間としての誇りについても描かれていて、命について深く考えさせられる映画でもあります。

混沌とした今の時代だからこそ『ローン・サバイバー』を通して、考えるべきことがたくさんあるような気がしました。

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