スタンリー・キューブリック監督作品の『2001年宇宙の旅』。公開当時から難解な映画として話題を集めました。いまでもカルト映画の1つと言われ、多くのファンを持つ『2001年宇宙の旅』の謎を解説してみます。
『2001年宇宙の旅』作品情報
タイトル | 2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey) |
監督 | スタンリー・キューブリック |
公開 | 1968年4月11日 |
製作国 | イギリス/アメリカ |
時間 | 2時間29分 |
Rotten Tomatoes
『2001年宇宙の旅』あらすじ
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月に人が住むようになった時代。
月のクレーターの地中から謎の石碑が発掘され、宇宙評議会のフロイド博士が調査に向かう。
それから18カ月後、最新型人工知能「HAL(ハル)9000型コンピュータ」を搭載した宇宙船ディスカバリー号は、デビッド・ボーマン船長、フランク・プールら5人のクルーを乗せて木星探査に向けて航行していた。
しかし、その途上でHALが探査計画に対して疑問を抱いていることを打ち明ける。
ボーマンとプールはHALの不調を疑い、いざというときはHALの回路を切断することを決めるが、それを知ったHALは反乱を起こす――。
(出典:https://eiga.com/movie/22530/)
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モノリスとは?
『2001年宇宙の旅』に何度か登場するモノリス。
モノリスとは1枚でできた大きな岩を意味して1枚岩と言われることもあります。
『2001年宇宙の旅』では長方形の黒い物体として登場します。
1:4:9の比率でできていて、これはモノリスが自然で出来たものではなく誰かによって作られたことを意味しています。
映画の中では
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・猿が発見する
・月で人間が発見する
・木星の近くでボーマン船長が発見する
・年老いたボーマン船長のいる部屋の中に現れる
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これら4カ所で登場するモノリス。
なんども登場するモノリスは何を表しているのでしょうか?
モノリスが登場すると、起こることそれは進化です。
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・猿はモノリスを見つけた後、道具を使うことを覚えました。
・月でモノリスを発見した木星に信号が送られます
→人間が月まで到着したことが分かるのです。
・木星の付近でモノリスを見つけたボーマンは、その後不思議な部屋に招かれます。
・老人になったボーマンはモノリスを見つけた後、新しく生まれ変わりました。
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生命体を進化させるモノリスは神のような存在にも見えます。
月で発見された時は、人間以外の謎の生命体が作ったものだと説明されます。
実は進化した見えない生命体が作ったものがモノリスでした。
モノリスは進化を促す、または進化を知らせる装置だったのです。
『2001年宇宙の旅』のラストの意味することは?
木星の付近でモノリスを見つけたボーマン船長。
モノリスによってワープします。
そして突然謎の白い部屋に招き入れられました。
ワープする途中でボーマン船長は地球が誕生するまでの様子を見せられます。
白い部屋で老いていったボーマン船長は、モノリスによって新たな生命体に生まれ変わったのでした。
それがラストシーンの赤ちゃんなのです。
ボーマンは船長は人間が新たに進化した新しい生命体になりました。
『2001年宇宙の旅』の内容を理解するためには、その後に作られた『2010年』を観ると解決します。
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『2001年宇宙の旅』の完全な続編なので、『2010年』を見ることで1本の映画が完結します。
『2001年宇宙の旅』で生まれた謎に答えるような形で作られているのが『2010年』です。
まとめ
難解な映画とされる『2001年宇宙の旅』は、今でも多くのファンがいる映画です。
ストーリーだけでなくSF映画としても金字塔とされる作品で、この後に作られるSF映画に大きな影響を与えています。
何度も見ることで少しづつ理解できる映画でもありますので、永遠に楽しめる映画でもあります。
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