ある日突然戦国時代にタイムスリップしてしまった自衛隊の隊員。戸惑いながらも昭和に戻るために天下を取ることにした彼らは、戦国時代で生き残りをかけた戦いに挑んでいくのでした。果たして彼らは無事に昭和の時代に戻れるのでしょうか?
『戦国自衛隊』作品情報
タイトル | 戦国自衛隊 |
監督 | 斎藤光正 |
公開 | 1979年12月5日 |
製作国 | 日本 |
時間 | 2時間29分 |
Rotten Tomatoes
『戦国自衛隊』あらすじ
[aside type=”normal”]
伊庭三尉を隊長とする二十一名の自衛隊員は、日本海側で行なわれる大演習に参加するために目的地に向かっているとき“時空連続体の歪み”によって四百年前の戦国時代にタイム・スリップしてしまった。
東海には織田信長が勢力を伸ばし、上杉、武田、浅井、朝倉らが覇を競いあい、京へ出て天下を取ろうと機をうかがっていた時代。
成行きから彼等は、のちの上杉謙信となる長尾平三景虎に加担することになり、近代兵器の威力で勝利をもたらした。
戦いの中で、伊庭と景虎は心が通じあうなにかを感ずるのだった。
(出典:https://eiga.com/movie/37517/)
[/aside]
訓練のために集まっていた自衛隊員達。
突然激しい揺れとともに彼らはタイムスリップしてしまいました。
彼らがいる時代は戦国時代。
戦車やヘリコプターとともに現れた彼らに驚く武士達ですが、のちの上杉謙信である長尾平三景虎は彼らを同族とみなし、興味を持ち始めます。
そして景虎は自衛隊のリーダー伊庭義明に「一緒に天下を取ろう」と持ちかけたのでした。
豪華キャストの集結
1979年公開の映画。
今見ると豪華キャストが勢ぞろいです。
主役はアクションスターの千葉真一。
彼はアクション監督も務め、さらにほとんどのシーンをスタントなしで自分で演じています。
彼が率いる自衛隊員には
・渡瀬恒彦
・錦野旦
・かまやつひろし
・三浦洋一
・鈴木ヒロミツ
・角野卓造
などなど。
今では大スタートなった俳優さん達がかなり出演しています。
さらに長尾平三景虎を演じたのは、 夏木勲。
そして武田信玄の息子武田勝頼を演じているのは真田広之です。
彼は飛び立つヘリコプターに潜り込み、乗組員を次々と倒します。
そしてそのままヘリコプーターから飛び降ります。
このシーンはスタントなしで彼自身が演じたました。
さすが真田広之と思ってしまうシーンで、若い頃からアクションを演じていたんだと知ることができます。
また薬師丸ひろ子も武士として登場しています。
自衛隊vs戦国時代の武士
昭和の時代に戻りたい自衛隊員達。
リーダーの伊庭義明は、景虎に「天下を取ろう」と誘われ戦うことに意義を見出していきます。
隊員には「天下を取って時代にないことをすれば、昭和に戻れるかもしれない」と言い、部下を連れてた高いことを決めます。
彼らの敵は川中島の武田信玄。
戦車やヘリコプターや機関銃を持っている自衛隊員は騎馬隊など簡単に倒せると思っていましたが、いざ戦いが始まると大変なことが起こり始めます。
最初は優勢に戦ったいた彼らですが、日々戦うことに慣れている戦国の武士達の意志はとても強いものがあり形成は逆転していきます。
倒れてもなんども立ち上がり迫ってくる武士達。
隊員は武士のそんな姿を見て脅威を感じ始めます。
そしてついに戦車はヘリコプターなど次々と破壊されてしまうのでした。
『戦国自衛隊』のラストは?
武田信玄との戦いはなんとか勝利をおさめますが、生き残った隊員はリーダーの伊庭義明を含め6人でした。
しかもほとんど武器を失ってしまった彼ら。
隊員は「タイムスリップして来た場所に戻って、昭和に戻れるのを待ちましょう」と言いますが、伊庭義明は天下を取ることに取り憑かれていました。
彼は戦えることに楽しみを感じていたのでした。
そんな伊庭義明の前に現れたのが、長尾平三景虎です。
喜ぶ伊庭義明でしたが、景虎の顔を見て倒しに来たことを感じ取りました。
そして刀を抜き彼と戦おうとした時、まさかの銃で撃たれ倒れてしまったのでした。
銃声とともに他の隊員達も景虎の部下に倒されてしまったのでした。
結局、誰も昭和に戻ることのできなかった自衛隊員。
どんな強力な武器を持ていても、日々戦うことに慣れていた、君主に尽くす彼らの前には歯が立たなかったのでした。
唯一救いなのは、戦わずにこの時代に残ることを選んだかまやつひろし演じる隊員です。
彼は戦で父親を殺された子供達の兄になるために、子供達と一緒に過ごすことを選んだのでした。
まとめ
タイムスリップSF映画の『戦国自衛隊』。
シュールな内容になっていて、面白さと切なさが残る作品でした。
千葉真一や真田広之のアクションシーンが見れるのも、見所の1つです。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 出典:戦国自衛隊あらすじ […]