映画『ラ・ラ・ランド』あらすじとネタバレ 監督がラストシーンに込めた意味は?

第89回アカデミー賞で14部門でノミネートされ6部門で受賞した『ラ・ラ・ランド』。2016年に公開された世界的な大ヒット映画となり、ミュージカル映画の復活を思わせる作品にもなりました。鮮やかな色使いと美しい音楽に多くの人が夢中になりました。

目次

『ラ・ラ・ランド』作品情報

タイトル ラ・ラ・ランド(La La Land)
監督 デイミアン・チャゼル
公開 2017年2月24日
製作国 アメリカ
時間 2時間8分

Rotten Tomatoes

『ラ・ラ・ランド』あらすじ


ラ・ラ・ランド スタンダード・エディション [Blu-ray]

(引用:MIHOシネマ

女優を夢見るミアは何度もオーディションを受けますが、毎回落ちてばかりいました。

ジャズのお店を持つことを夢見るセバスチャン。
レストランでピアノを弾きながら生計を立てていますが、勝手にフリージャズを弾いてしまいクビになってしまいました。

セバスチャンがクビになった日にセバスチャンの音楽に惹かれお店に入ってきたミア。
彼女はセバスチャンに声をかけようとしますが、セバスチャンはミアを無視してそのまま出ていってしまいます。

それから数日後、ミアとセバスチャンはパーティーで再会します。
最悪の出会いをした2人でしたが、お互いの夢の話を聞き意気投合して恋に落ちたのでした。

多くのミュージカル作品へのオマージュ

出典:IMDb

ハリウッドではなかなかミュージカル作品は成功しないと言われていました。
過去にたくさんミュージカル作品はありますが、大ヒットした作品は少ないです。

巨匠と言われる監督たちでも失敗してしまうのがミュージカル作品だと言われているのですが、デミアン・チャゼル監督はあえてその分野に挑戦しました。

そして大成功を収めたのです。

デミアン・チャゼル監督は『ラ・ラ・ランド』製作にあたりたくさんのミュージカル作品を見たと言っています。

それはハリウッドで作られたミュージカルだけでなく、フランスで作られたミュージカルも含まれています。

そんな数多くのミュージカル作品にオマージュを捧げているのも『ラ・ラ・ランド』の特徴です。

[box class=”green_box” title=””]・シェルブールの雨傘
・ロシュフォールの恋人
・ニューヨーク・ニューヨーク
・巴里のアメリカ人
・雨に唄えば
・バンド・ワゴン[/box]

などなど。

ミュージカル映画好きにはワクワクしてしまう作品です。
他のミュージカル作品を見たことない方は、『ラ・ラ・ランド』と見比べると、2倍楽しめます。

ラストシーンの意味は?

出典:IMDb

ミアとセバスチャンはそれぞれの夢を叶え結ばれると思いながら『ラ・ラ・ランド』を見ていると、ラストは想像を裏切る展開でした。

ラブストーリーだと思いながら『ラ・ラ・ランド』を見ていた人は驚いたかもしれません。

ミアもセバスチャンも夢を叶えますが、2人は別れていました。
さらにミアにはすでに旦那もいて子供もいました。

別々の人生を歩んでいた2人。
でもお互いの夢は叶え成功しています。

このラストにはどんな意味が込められているのでしょうか?

ミアとセバスチャンは別れてしまいましたが、2人とも決して不幸ではありません。
夢を叶え幸せな日々をお互い過ごしています。

久しぶりに再会した2人は一瞬お互いが結ばれた人生を夢見ますが、その後笑顔で別れます。
お互いがうなずき合って映画は終わります。

恋愛では結ばれなかったけど、夢を叶え成功した2人。
別々の人生を歩くことになったけど、彼らにとってはこれが1番だったのです。

別々の人生を歩んだとしてもそこにそれぞれの幸せがある、そんな物語をデミアン・チャゼル監督は作ったのです。

『ラ・ラ・ランド』はラブストーリーではなく、2人の男女の人生を描いたヒューマン物語だったのです。

まとめ

多くの人が楽しんだ映画『ラ・ラ・ランド』。

何度見てもその楽しく明るい世界に入り込んでしまいます。

『ラ・ラ・ランド』で流れた音楽を聴きながら、映画を思い出すのも映画の楽しみ方の1つです。

いくつもの楽しみ方がある『ラ・ラ・ランド』。

ぜひ、お気に入りの映画にしてください。

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