ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』をリメイクした映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』。『ゾンビ』の原題(Dawn of the Dead)と同じタイトルのこの映画は、映画『ゾンビ』と同じようにショッピングモールに逃げ込みます。しかし、この映画で描かれるゾンビはロメロ監督の作ったゾンビのルールとは違います。そして生き残った人間達も全く違う人たちでした。
『ドーン・オブ・ザ・デッド』
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タイトル | ドーン・オブ・ザ・デッド(Dawn of the Dead) |
監督 | ザック・スナイダー |
公開 | 2004年5月15日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間41分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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米ワシントン州エベレット。
看護婦のアナは、この日もいつものように仕事を終えると愛する夫ルイスと暮らす自宅へ帰り、一日を終えた。翌朝、彼女たちの寝室のドアが外側から静かに開けられる。
ドアの向こう側には、隣家の8歳の少女ヴィヴィアンが佇んでいた。
少女はルイスが異変に気づく間もなく、人間離れしたスピードで襲い掛かってきた。
そしてルイスは絶命してしまう。
が、間もなくルイスは息を吹き返し、今度は彼がアナに向かって襲い掛かってくるのだった。
何も分からないまま、とにかく必死で屋外へと逃げ出したアナだったが…。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/318590)
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全てが速い
ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』をリメイクしたと言われる映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』。
ゾンビの父であるロメロ監督は、ゾンビはの動きは遅いと言う基本的なルールを作りました。
しかしリメイク版の『ドーン・オブ・ザ・デッド』のゾンビの動きはめちゃくちゃ速かったです。
ゾンビになったら全速力で人間を追いかけてきます。
その速さはかなりとてつもない速度です。
人間だった頃よりも足が速くなってるのでは!と思わせるくらいの速度で、一気にゾンビが追いかけてきます。
冒頭で夫がゾンビになってしまったアナですが、車に乗って逃げるアナのを追いかけてくる夫はめちゃくちゃ足が速かったです。
さらにゾンビの速さは足だけではありません。
感染した人が死にゾンビになるのもあっという間です。
アナの夫も太った女性もルーダも死んでからあっという間にゾンビとして蘇りました。
リメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』は、ロメロ監督のゾンビルールを破り速くて凶暴なゾンビとしてリメイクされたのでした。
ゾンビvs人間
元の『ゾンビ』よりも速くて凶暴的だったゾンビ。
しかしそれ以上に人間の攻撃も凶暴だったのが『ドーン・オブ・ザ・デッド』です。
銃で頭を撃ち抜くのは当たり前ですが、撃たれたゾンビの頭が吹っ飛ぶほど強烈な銃でゾンビを撃ちまくります。
さらにプロパンガスを銃で撃ち、大量のゾンビを一気に仕留めました。
プロパンガスが爆発してゾンビが一気に倒れていくシーンは、地獄を思わせるようなシーンで強烈な印象を残します。
さらに銃がないときは、棒でゾンビの目を刺したり喉から頭まで一気に棒を刺したり、とにかく、このショッピングモールに集まった人たちは強くて強靭な精神力の持ち主でした。
そうでなければ、バスを補強してマリーナを目指そうとは考えないでしょう。
補強されたバスも足元には穴を開けて、チェーンソーで内側からゾンビの足を切断できるようになっていました。
これほど強い彼らならもしかしたら生き残れるのではと思わせるほど、強い集団が『ドーン・オブ・ザ・デッド』で生き残った人たちでした。
『ドーン・オブ・ザ・デッド』のゾンビ
『ドーン・オブ・ザ・デッド』に登場するゾンビのルールについてまとめてみましょう。
[box class=”glay_box” title=””]・脚が速い
・死んだらすぐゾンビになる
・噛まれたら感染する
・頭を撃つと死ぬ
・人間しか興味がない[/box]
これがゾンビの特徴でした。
まとめ
ゾンビの父が作った作品をリメイクした映画『ドーン・オブ・ザ・デッド』。
ゾンビも人間も元の作品よりも凶暴になっていました。
そしてゾンビvs人間の終わりのない戦いが続きます。
希望を求めて渡った島でさえもすでに大量のゾンビに占拠されていました。
果たしてこんなに凶暴なゾンビに対して人間は勝利を収めることができるのでしょうか?