前作から12年ぶりに帰ってきたジョン・マクレーン。髪型が変わっただけでなく体つきも一回りも大きくなり、さらに第1作目で登場した娘も大きくなって登場します。もはや簡単に死ななかった男は不死身になり自分を撃ってまでも敵を殺すほどの強靭な肉体を持つ男となっていました。
『ダイ・ハード4.0』作品情報
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タイトル | ダイ・ハード4.0(Live Free or Die Hard) |
監督 | レン・ワイズマン |
公開 | 2007年6月29日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間8分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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アメリカ独立記念日の前夜。
ワシントンDCのFBI本部に、何者かが全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けてきたとの情報が入り、ブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始される。
一方その頃、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、久しく顔を見ていない娘ルーシーに会うため、ニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。
しかし、意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちするマクレーン。
おまけに、たまたまそこにいたばかりに、上司から、近くに住むマットというハッカーをFBI本部まで連行せよ、とのヤボ用まで仰せつかるハメに。
不承不承マットのアパートへと向かうマクレーンだったが、それは、またもや始まる不運の序章にすぎなかった…。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/327066)
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最強の男ジョン・マクレーン
NY市警→ロサンゼルス市警→NY市警とシリーズごとに警察を移動していたジョン・マクレーンでしたが、今作では前作同様NY市警で働いています。
しかし妻のホーリーとは離婚してしまったようです。
喧嘩しては仲直りしていた夫婦でしたが、やはりホーリーはマクレーンにはついていけなかったようです。
今作では別れた妻のホーリーは出てきませんが、娘のルーシーが登場します。
第1作目ではまだ幼い女の子だったルーシー。
18年経ってボーイフレンドが出来る年齢となっていました。
そんな娘が心配なジョンでしたが、娘は自分勝手な父親を嫌っているようです。
18年経ってルーシーは女性に変化していましたが、前作から12年経ってジョンは強靭な肉体を手にしていました。
弱々しかったマクレーンの姿はもうありません。
髪の毛は無くなってしまいましたが、肉体は確実にパワーアップしていました。
しかもどんなことが起きても驚きません。
ビルが爆破され空港でテロに巻き込まれNYの街をなぞなぞを解きながら走り回った男は、この18年で最強の男と変貌を遂げていました。
どんな高い場所から落下しても絶対に死なないのがマクレーンなのです。
今回も戦闘機から追いかけられミサイルを発射されても、絶対にくたばりません。
それどころか敵を殺すためなら自分の肉体を撃ってでも相手を倒すのです。
この12年で何があったかわかりませんが、確実にジョン・マクレーンは別人になっていました。
愚痴っぽくて毎回テロ事件に巻き込まれてしまうというのは変わりませんが、それ以外はもはや別人です。
肉体的にも精神的にもパワーアップし、さらにタフになって戻ってきたジョン・マクレーン。
彼がいればアメリカは心配ないでしょう。
どんなテロリストからも彼がアメリカを守ってくれるはずです。
時代とともに変化するテロ攻撃
18年前のビルを爆破するというテロ事件から始まった『ダイ・ハード』シリーズ。
空港をのっとったり、NYの街に爆弾を仕掛けたりするトロリスト達でしたが、2007年のテロリストは違いました。
犯人はアメリカにサイバー攻撃を仕掛けてきました。
今までとは違い力だけでは解決できない今回の事件。
マクレーンの相棒となったのはハッカーでした。
デジタル時代の鳩時計と表現されていたマクレーンでしたが、相手がどんなテロリストであっても彼のスタイルは変わりません。
1人で相手の元へ乗り込んで敵を倒す、それだけです。
今回サイバー攻撃を仕掛けてきた犯人は、NAS(アメリカ国家安全保障局)のある施設に向かいました。
そこにはアメリカの全財産が眠っているのです。
と言ってももちろんデーターとしてですが、一箇所にアメリカのお金に関するデーターが全て集まっていたのです。
莫大なデーターが集まるわけですから、電気使用量が高く冷却タワーも必要になります。
ハッカーのファレルはその施設のアルゴリズムを担当したのです。
マクレーンは意味がよくわかっていなかったようですが、娘ルーシーを取り戻すために敵のいる施設に乗り込んでいったのでした。
時代とともにテロリストの攻撃も変化しています。
しかしマクレーンの戦い方は全く変化せず、どんな時も自分の肉体が彼の強力な武器となるのでした。
まとめ
第4作目となる『ダイ・ハード4.0』。
敵が変わっても攻撃のスタイルが変わっても、マクレーンの戦い方は全く変化しません。
変わったのは彼の髪の毛と肉体です。
一回り大きくなった肉体とさらにタフになった精神力でどんな危機も絶対に乗り越えるのです。
ジョン・マクレーンが負けることはないのです。