ドラマ『大草原の小さな家』シーズン1第13話「メアリーの失敗」あらすじと感想

勉強が大好きなメアリー。選定試験で1番の成績を獲った生徒には奨学賞の辞書がもらえることを知ったメアリーは一生懸命勉強します。しかしその勉強があだになってしまい、メアリーはとんでもない出来事を引き起こしてしまったのでした。

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シーズン1第13話「メアリーの失敗」


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学校で優秀賞を決める試験が行われる。

賞品の真新しい辞書に心を奪われたメアリーは、試験を受けることに。

だが、母さんを起こさないようにと、夜に納屋でビードル先生から借りた本で勉強していたメアリーは、不注意から火事を起こしてしまう。

(出典:https://www9.nhk.or.jp/kaigai/daisougen/epi/episode.html?season1&epi13)

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タフすぎるメアリー

出典:IMDb

将来学校の先生になりたいメアリーは、ローラとは違い学校が大好きで勉強が楽しくて仕方ない女の子です。

だからもちろん選定試験を受けようとします。
辞書が欲しいというのもありますし、勉強できることが嬉しくて仕方ないので迷わず受けると決めたのです。

先生に本を借りてアメリカの歴史を勉強するメアリーは、母親はローラに迷惑をかけないために納屋で本を読みます。
しかし気がついたら寝てしまっていたメアリーは、ランプを倒し納屋を火事にしてしまいました。

悪気はなかったメアリーですが、母は「試験を受けては受けません」と厳しい罰をメアリーに与えました。

さらに先生に借りた本を燃やしてしまったメアリー。
彼女は誰にもその真実を言わずに、オルソンさんのお店で働き弁償しようと考えます。
放課後バイトし、暇な時間はお店の本を読み漁ります。
家に帰ってからは家の仕事もするメアリー。
そして夜中に月明かりで宿題をするというとんでもなくタフな少女でした

しかも大人は誰もこの事実を知りません。
知っているのはローラだけ。
一度決めたらやり通す強い精神力のメアリーをローラは心配しながらも見守ることしかできません。

しかもメアリーはそれをやり遂げてしまうのです。
稼いだお金で燃やした本を買い直して、きちんと先生に返しました。

最後まで勉強はしますが、母との約束を守り試験も白紙で提出します。
こんな小さい少女にここまでさせる原動力はなんなのでしょうか?

インガルス一家はみんな強い精神力の持ち主ですが、一番強くてタフなのはもしかするとメアリーなのかもしれません。
しかも頭の良い彼女ですから、将来がかなり有望です。

信賞必罰

メアリーの行動に起こってしまった母親は彼女に試験を受けることを禁止してしまいました。
確かに家事は危険ですから怒るのはわかりますが、遊びでなくて勉強していて起こってしまったことなので、そこまでしなくてもと思ってしまいます。

自分の行動を反省しに教会に行ったキャロラインでしたが、牧師さんは「教育の基本は信賞必罰だ」と言います。

信賞必罰とは「功績ある者は必ず賞し、罪過ある者は必ず罰すること」という意味です。
「ここで許してしまったら見逃してもらえると思ってしまう」と牧師さんは言っていましたが、メアリーはそんな子ではありません。
ちょっと厳しすぎるような気がしてしまいました。

メアリーはめちゃくちゃ反省していたし、自分が燃やした本を働いて新しく買いなおしたのです。
メアリーは見逃してもらえるなんて思う子ではないのです。
ローラだったらわかりませんが。。。

それなのに、結局最後までメアリーは試験を受けさせてもらうことができませんでした。
先生に期待されていることを知っているメアリーは「試験を受けない」とも先生に伝えられません。

彼女がとった行動は試験用紙に試験を受けれない理由を書くということでした。
ここまで少女を追い込んでしまうほど罰は必要だったのでしょうか?

個人的には試験を受けさせてあげればよかったのにと思ってしまいます。
もしかするとメアリーが試験を受けられないことを先生に伝えていたら、先生がキャロラインを説得してくれていたかもしれません。

なんだかメアリーがとても気の毒になってしまいました。

タイトルは「メアリーの失敗」というタイトルですが、今回ばかりはキャロラインの失敗だったようにも思えて仕方ありません。

 

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