世界中でファンの多いジャンルのゾンビ映画。そんなゾンビ映画の新たな仲間入りを果たしたのが『ワールド・ウォーZ』です。しかし今までのゾンビ映画とは違い、この作品に登場するゾンビはとにかく速い!感染速度から動くスピードまで。そんな無敵のゾンビにどうやって人類は立ち向かうのか?その解決策を見つけるまでも速い展開になっていました。
『ワールド・ウォーZ』作品情報
タイトル | ワールド・ウォーZ(World War Z) |
監督 | マーク・フォースター |
公開 | 2013年8月10日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間56分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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突如発生した謎のウィルスが瞬く間に世界中へと広がり、各国の政府や軍隊が崩壊状態に陥る。
元国連捜査官で、伝染病の調査や紛争国での調停役を務めた経験をもつジェリーは、旧知の仲の国連事務次官ティエリーに呼び出され、ワクチン開発の情報収集のため各国をめぐる調査隊に同行するよう依頼される。
ジェリーは妻と娘2人を安全な国連指揮艦の空母にかくまってもらうことを条件に依頼を引き受け、ウィルスの謎を解明するため混乱する世界へ旅立つ。
(出典:https://eiga.com/movie/56999/)
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全てが速いゾンビ映画『ワールド・ウォーZ』
感染時間
ゾンビに噛まれたらゾンビになってしまう。
それがゾンビ映画のルールです。
しかし多くの作品は、ゾンビに噛まれてからソンビになるまでの時間が長い傾向にあります。
その間に家族や友人との別れがあったり、ゾンビにならずに自ら命を絶つという選択する展開などもあります。
しかしこの『ワールド・ウォーZ』の中の感染時間はたった12秒。
噛まれたら何が何だか分からないうちにゾンビになってしまいます。
一般人にとってはゾンビになるか死を選ぶかなどの選択時間はありません。
国連の優秀なスタッフだったジェリーは飛び降りようとしたり、噛まれた兵士の腕を即座に切り落とすことができました。
またアメリカ軍の兵士も噛まれた後、すぐに自分で死を選ぶことができました。
しかしこれは国連職員や軍の兵士だったからできたことです。
彼らのような選択は普通の人にはできないでしょう。
となるとゾンビの数は莫大に増えていってしまいます。
『ワールド・ウォーZ』の世界であっという間に感染が広がったのは、この感染速度の速さが理由だったと考えられます。
動く速度
過去たくさん作られてきたゾンビ映画の中に登場するゾンビのルールの1つとして、ゾンビはゆっくり移動するというのがあります。
ゾンビがゆっくり移動するからこそ、人間はなんとかゾンビと戦い勝利を収めることができるのです。
しかし『ワールド・ウォーZ』ではソンビの移動スピードは、かなり速いです。
獲物を見つけるとゾンビは走ってきます。
しかもその勢いはすごく集団になれば、イスラエルに作られた壁を超えることができるほどです。
さらにヘリコプターに飛びつき、ヘリコプターを墜落させることもできてしまいます。
そんなゾンビから生き残る方法は、とにかくゾンビに見つからないことです。
見つかってしまうとその生存率は一気に低下してしまうのです。
ゾンビ対策
ゾンビ映画の終わり方で多いのは、ほとんどゾンビに対する対策が分からないまま終わることが多いです。
主人公たちはゾンビから逃げることができますが、ゾンビを根本的に倒す方法は見つからないことがほとんどです。
しかし『ワールド・ウォーZ』でゾンビ対策を見つけるのも速かったです。
優秀な元国連スタッフのジェリーは、致死率の高い病気にかかればカモフラージュできることに気がつきました。
そしてそのおかげでワクチンも開発され、世界中に希望が生まれました。
感染速度も移動スピードも過去にないくらい速かったですが、ワクチンの開発も速かったことで、人類はゾンビとの戦いに勝利できそうな展開になっていました。
まとめ
ゾンビの世界観を変えた映画『ワールド・ウォーZ』。
何から何まで速い映画となっていました。
ゾンビがアメリカの各地を襲ってから、ジェリーが解決方法を見つけるまで5日くらいでした。
世界は滅亡の危機に陥りましたが、5日後には明るい光も見えてきました。
そしてここからいよいよゾンビとの本格的な戦いが始まるはずです。