少し発達の遅れた少女を助けた寅さん。寅屋にやってきた少女花子と寅さんは仲良く楽しい時間を過ごします。いつしか寅さんは花子を「一生かけて守る」と思い始めていたのです。そして花子もまた。。。シリーズ7作目にして寅さん結婚?
『男はつらいよ 奮闘篇』作品情報
タイトル | 男はつらいよ 奮闘篇 |
監督 | 山田洋次 |
公開 | 1971年4月28日 |
製作国 | 日本 |
時間 | 1時間31分 |
『男はつらいよ 奮闘篇』あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
マドンナ
今回のマドンナは今までのマドンナと違い若い少女。
少し知恵遅レノ花子を演じたのは、榊原るみです。
いつもはマドンナに一目惚れする寅さんですが、今回は花子のことを心配で気にかけます。
実家のある青森に花子を帰らせるために、お金を貸し切符を買い駅まで見送る寅さん。
寅さんの心の優しさが溢れていました。
なんかあれば訪ねてこいと渡した寅屋の住所。
花子は寅屋を訪ね、寅さんと過ごす時間が始まります。
寅さんは花子のために仕事を探し、花子の面倒をみます。
ある日花子が「寅さんのお嫁さんになっていいよ」と言ったことから寅さんは花子を「一生守る」と心に決めたのでした。
「7作目でついに寅さん結婚か?」という展開でしたが、花子は先生に連れられて実家のある青森に帰って行きました。
久しぶりの登場
今回の寅さんには懐かしい顔ぶれが登場します。
まずは第1作品目にマドンナとして登場した御前様の娘坪内冬子です。
彼女は結婚し子供が生まれましたが、今回は里帰りで題経寺に戻ってきていました。
相変わらず彼女がやってくると嬉しそうな寅さん。
もちろんもう恋心はありませんが、やはり好きな人には違いないです。
さらに2作品目に登場した寅さんのお母さんお菊も登場します。
1年前に寅さんから結婚するという手紙をもらい、寅屋を訪ねてきたお菊さん。
寅さんのお嫁さんに会うのを楽しみにしていましたが、まだ寅さんが独身だと知って落ち込んでいました。
寅さんと会うとつい口の悪いことを言ってしまいますが、本当は誰よりも寅さんのことを心配していたのです。
まとめ
今回は少しいつもと違う『男はつらいよ』シリーズ。
マドンナが若い少女で、寅さん以外にも柴又の人はみんな優しく彼女に接してあげます。
昭和の人情溢れる様子がいつも以上に伝わる内容でした。
家族や知り合いだけでなく誰にでも優しい柴又の人たち。
懐かしさと現代の恥ずかしさを感じてしまう作品になっていました。
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