長崎に向かった寅さん。助けた女性の実家での出来事で故郷の良さを思い出します。故郷があるから一人前になれない。でも故郷は暖かく寅さんを迎えてくれるます。そしてそこには優しくうるさく人情たっぷりな仲間が待っていました。
『男はつらいよ 純情篇』作品情報
タイトル | 男はつらいよ 純情篇 |
監督 | 山田洋次 |
公開 | 1971年1月15日 |
製作国 | 日本 |
時間 | 1時間29分 |
『男はつらいよ 純情篇』あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
故郷への思い
長崎で親子の会話を聞き、故郷を思い出す寅さん。
故郷に帰りたい気持ちはつのるけど、故郷があらからいつまでたっても一人前になれない。
いつでも帰れる場所があることのありがたさ。
寅さんは人一倍それが分かっているようでした。
柴又に戻ると口の悪い虎さんですが、旅先ではいつも家族の良さを語っています。
特にいつも妹さくらのことを気にかけている寅さん。
旅先で若い女性を見るとさくらを思い出すのでした。
それでもまた旅に出る寅さん。
駅でさくらとの別れのシーン。
「故郷ってのは・・・。故郷ってのは・・・。」
この後寅さんは何を告げたのでしょうか?
言葉は聞き取れませんんでしたが、視聴者それぞれがそのつ続きの言葉を想像したはずです。
さくらは「辛いことがあったらいつでも帰っておいで」と言って兄を送り出します。
故郷っていうのは暖かく何があっても味方でいてくれる場所。
そんな気を改めて感じました。
マドンナ
今回のマドンナはつねの遠い親戚で寅屋に下宿している明石夕子。
演じたのは若尾文子です。
今までのマドンナとは違い、すでに結婚している夕子さん。
旦那との喧嘩で家を出て、寅屋に部屋を借りていました。
それが分かっていても夕子さんに恋してしまう寅さん。
「お兄ちゃんには関係ない人」とさくらにいわれても、「頭で分かっていても、気持ちがわかってくれない」と返すくらいです。
しかも恋煩いにかかってしまうほど夕子さんのことを思う寅さんですが、夕子さんは寅さんに遠回しに「気持ちに答えられない」と伝えます。
もちろん寅さんは自分に言われているとは気がつかないのでした。
最後は旦那が迎えに来て、夕子さんは旦那と一緒に帰って行きました。
まとめ
いつも以上に故郷の良さを思い出させてくれる『男はつらいよ 純情篇』。
この作品を見ると故郷に帰りたくなります。
そしてまた故郷にいる家族や友達を思い出してしまいました。
帰る場所のあるありがたさを改めて感じる作品になっています。
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男はつらいよ~名場面集[/col2] [col2]
松竹映画「男はつらいよ 純情篇」映画ポスターB2 マドンナ 若尾文子[/col2] [/colwrap]