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【映画カレンダー】この記事では日付にちなんだ映画を紹介しています。
11月23日にちなんだ作品は、トム・クランシーの人気小説を映画化した『レッド・オクトーバーを追え!』です。
映画『レッド・オクトーバーを追え!』
| タイトル | レッド・オクトーバーを追え! (The Hunt for Red October) |
| 監督 | ジョン・マクティアナン |
| 公開 | 1990年3月2日 |
| 製作国 | アメリカ |
| 時間 | 2時間15分 |
アカデミー賞受賞
・音響効果編集賞
あらすじ
ソビエトの最新型原子力潜水艦レッド・オクトーバーが突然姿を消した。アメリカへの攻撃か、それとも亡命か。対応に苦悩するCIAは、一人の男をレッド・オクトーバーの艦長の真意を探らせるために送り込む。しかしその頃、ソビエト側は艦長が発狂したと断定し、“レッド・オクトーバーを撃沈せよ“との指令を下した。果たしてレッド・オクトーバーを捕らえるのはソビエト側か? アメリカ側か? そして艦長は何を考えているのか?
(https://lp.p.pia.jp/event/movie/5142/index.html)
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11月23日
ソ連の潜水艦の艦長ラミウス大佐が亡命するために「レッド・オクトーバー」と共に海に潜ったのは11月23日。
その日は彼の妻の1周忌でもありました。
映画は「1984年11月 ゴルバチョフ政権前夜・・・・」という説明から始まります。
その後「レッド・オクトーバー」が消えたことを知ったCIAのアナリストジャック・ライアンは国家安全保障補佐官たちが集結した重要な会議中にラミウス大佐の意図に気がつきます。
それは1年前の今日11月23日にラミウス大佐の妻が亡くなり、ちょうど1年後にラミウス大佐が亡命を実行したということでした。
『レッド・オクトーバーを追え!』の元ネタ作品
ダイ・ハード
映画『レッド・オクトーバーを追え!』の監督を務めたのは『ダイ・ハード』で一躍有名になったジョン・マクティアナン監督。
監督は強いジャック・ライアンを演じようとするアレック・ボールドウィンに、「地味でごく普通の男」を演じて欲しいと求めます。
この「普通の男」というのは『ダイ・ハード』の主人公ジョン・マクレーンと同じです。
映画の後半の独り言を言いながら這いつくばって進むジャック・ライアンは、『ダイ・ハード』のジョン・マクレーンの姿と重なります。
また二人とも子供のために熊のぬいぐるみを用意するあたりも似ていました。
博士の異常な愛情
『レッド・オクトーバーを追え!』も『博士の異常な愛情』も舞台は冷戦時代。
核の脅威に怯える物語は作品のジャンルは違っても、テーマとしての共通点を感じます。
またジョン・マクティアナン監督はソ連の対潜水艦航空機の内部を撮影する時、飛行機の内部の映像をはめ込んで撮影するという『博士の異常な愛情』で使われた手法を使用しています。
ニュールンベルグ裁判
『レッド・オクトーバーを追え!』で有名なシーンの1つとして男性の口元がアップになると、ロシア語から英語に言語が切り替わるというシーンがあります。
これは1961年の作品『ニュールンベルグ裁判』の中で使用された方法で、ジョン・マクティアナン監督はその手法を使って違和感なく言語が切り替わる場面を作り出しています。
『レッド・オクトーバーを追え!』では物語の自然さや潜水艦のリアルさを表現するために、過去の名作で使用されてきた手法を取り入れています。
ぜひ、映画の歴史・伝統を感じながら『レッド・オクトーバーを追え!』を楽しんでみてください。
