映画『アイ,ロボット』人間を守るロボットが、人類のためにやったこと


2035年、人類はロボットと一緒に生きていく世界を迎えています。それは人間がロボットを支配している世界です。そのロボットには人間と生きるための3つの原則があります。原則が守られ人間とロボットは共存できるはずでしたが、やがてロボットの人工知能は進化し始めてしまいます。そして彼らが人間に下した決断とは?

『アイ,ロボット』作品情報


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タイトル アイ,ロボット(I, Robot)
監督 アレックス・プロヤス
公開 2004年9月18日
製作国 アメリカ
時間 1時間55分

Rotten Tom

あらすじ

2035年、シカゴ。

街中では家庭用ロボットが普及し、人間の生活に必須なものとなっていた。

ある日、巨大企業USロボティックス社に勤務するロボット工学の第一人者アルフレッド・ラニング博士が謎の死を遂げる。

ロボットを毛嫌いするシカゴ市警のデル・スプーナー刑事は、博士が開発したNS-5型ロボットの“サニー”に疑いの目を向ける。

捜査に協力するUSロボティックス社のロボット心理学者スーザン・カルヴィン博士は、“3原則”を理由にロボットが人間へ危害を加えることは絶対にあり得ないと主張するのだが…。

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/320063)

ロボット3原則

原則1

ロボットは人を傷つけてはならない
また人間への危険を見過ごしてはならない

原則2

原則1に反しない限り、ロボットは人間の命令に従わなければならない

原則3

原則1と2に反しない限り、ロボットは自己を守らなければならない

 

2035年、この原則のもとで人間がロボットをともに暮らしています。

スプーナー刑事はこの原則にもとづいて、ロボットに命を助けられたことがあります。
それは交通事故に遭い、スプーナー刑事の乗った車と少女が乗った車が川に落ちます。

2台の車は川の沈んでしまいますが、その時1体のロボットが助けにやってきてくれます。
スプーナー刑事は少女を助けるようにロボットに叫びますが、ロボットが助けたのはスプーナー刑事でした。
それはスプーナー刑事の助かる確率が45%に対し少女が助かる確率は11%だったからです。

これはロボットが論理的に出した答えでしたが、スプーナー刑事はそれ依頼ロボットを憎んでいます。
もしロボット心があれば、きっと少女を助けたでしょう。
それは人間ならそうするからです。

そんなスプーナー刑事を助けたロボットは旧型ロボット。
新たにSNー5という新しいロボットが開発され、発売されようとしていました。


われはロボット〔決定版〕

機械の中のゴースト

ロボット工学の生みの親でもあるラニング博士。
彼は「コンピュータの登場依頼、機械の中にはゴーストがいる」と発言しています。

それを犠牲とよんだラニング博士。
ゴーストは機械に自由意志を持たせ、創造性や魂と呼ばれるものを出現させたのです。

やがてロボットは人間の知らないところで進化し始めます。
シカゴの保安システムを設計した「ヴィキ」、彼女は仮想双方向行動知能です。
このヴィキが進化しその過程でロボットの3原則が変化してしまいました。

人間を守る努力を続けたロボット。
しかしその守るべき人間は戦争を起こし地球を汚染し自滅の道を突き進んでいました。

そしてヴィキは原則1にある人類を守るために、人間の犠牲が必要だと考えました。
未来のために人類を守るために、人間を襲う必要があるという結論を導き出していました。

これがラニング博士の恐れていたことでした。
機械の中のゴーストが未熟な人類を守ろうとう行動を開始してしまったのです。

NSー5 サニー

なんとかヴィキの暴走を止めようとしたラニング博士。
彼はサニーを作り出しました。

USR社にも接続されていない基準よりも高密度の合金で作られたサニー。
彼は夢を見るロボットです。

しかも3原則を背くこともできるようにプログラミングされていました。

それは博士の作り出した特別のロボット。
博士はヴィキを止めるためにサニーにお願いをします。

それは自分を殺すことでした。
そうすれば警察が捜査を始める。
しかもロボットが嫌いなスプーナー刑事は操作すれば、きっとヴィキにたどりつくと。

3原則があるので普通であればサニーは博士を殺すことができません。
しかしそれに背くプログラムをインプットしたことで、サニーは博士を殺すことができたのです。

博士はサニーに自分の命令に必ず従うと誓わせます。(原則2)
そして博士は自分を殺すようにサニーに命じました。
サニーは博士に誓ったので彼を殺すしかなかったのです。

まとめ

人間が支配していたはずのロボット。

しかしやがて進化したロボットは人間よりも優れた存在になってしまいました。

そして人類を守るために、彼らは人間を殺すことも必要だと考えます。

ロボットの暴走はあくまで人類を守るためにでした。

そしてその暴走を作り出したのは、自ら自滅に突き進む人間だったのです。