「君の読む本じゃない」と言われたバスチアン。しかし本好きのバスチアンにとっては気になって仕方ないのが「ネバーエンディング・ストーリー」でした。しかし最近のバスチアンは父親かが「空想はやめなさい」と言われています。そんなバスチアンは安全でないと言われた「ネバーエンディング・ストーリー」を無事に読むことができるのでしょうか?
『ネバーエンディング・ストーリー』作品情報
タイトル | ネバーエンディング・ストーリー(The NeverEnding Story) |
監督 | ウォルフガング・ペーターゼン |
公開 | 1985年3月16日 |
製作国 | 西ドイツ/アメリカ |
時間 | 1時間42分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
本が大好き少年バスチアン
本が大好きな少年バスチアン。
多くの子供たちがゲームセンターやコミックに興味を示す中、バスチアンはたくさんの本を読んでいました。
[box class=”red_box” title=””]・宝島
・モヒカン族の最後
・オズの魔法使い
・指輪物語
・海底二万マイル
・ターザン
[/box]
どれもファンタージーや冒険小説ばかり。
そんなバスチアンにとって安全ではないと言われた「ネバーエンディング・ストーリー」はきになる本でした。
だから返しますと言って本を勝手に借りてしまいます。
そんな本好きのバスチアンでしたが、お母さんを亡くしさらにはいじめられている事が原因で、日々が楽しくありませんでした。
バスチアンは本を読みながら空想の世界に逃げていたはずです。
しかしお父さんに「空想をやめて現実と向き合うんだ」と言われてしまいます。
唯一の居場所が空想の世界だったバスチアンにとって、それは辛い言葉でした。
ますます絶望を感じていたバスチアンが出会ったのが、「ネバーエンディング・ストーリー」なのです。
ファンタジア
「ネバーエンディング・ストーリー」の中の世界ファンタジア。
そこは夢と希望が詰まった世界でした。
しかしそんな世界は「無」に飲み込まれています。
「無」を操っているのは、空虚や絶望だったのです。
希望を失って夢を忘れてしまうとファンタジアが消滅してしまうのです。
それはまさに今のバスチアンのことです。
母を失ったことで希望を失い、いじめれれている事で絶望を感じていました。
さらに父親には「空想するな」と言われ、バスチアンのファンタジアはどんどん壊れていたのです。
しかしバスチアンは本の中で冒険する事で、少しずつファンタジアを取り戻していきます。
本を読みながら涙し、喜ぶバスチアン。
彼のファンタジアは広がり始めていました。
さらに「ネバーエンディング・ストーリー」は、バスチアンに色んなことを教えてくれます。
[box class=”red_box” title=””]・諦めなければ幸運が味方する
・回復には痛みが必要
・自分に自信を持つ
・逃げずに自分と向き合う事[/box]
「ネバーエンディング・ストーリー」を読み終わる頃には、バスチアンは少し強くなっていました。
そして空想の世界を広げる事で彼のファンタジアはどんどん大きくなります。
彼はファンタジアの中でファルコンにのり、ファンタジアを飛び回る事が出来るようになていました。
まとめ
大人になるにつれて忘れてしまう空想の世界。
子供の頃は本を読み色んな世界を楽しんでいたはずです。
しかしいつしか「現実」と向き合うようになると私たちは「空想」を忘れてしまうのです。
ファンタジー映画「ネバーエンディング・ストーリー」は子供向けの映画かもしれませんが、大人が見ると忘れていたものを思い出させてくれるはずです。
あなたのファンタジアは広がっていますか?