映画『猿の惑星: 新世紀』憎しみが生んだのは猿と人間の戦いだった


新シリーズ『猿の惑星』の第2弾『猿の惑星: 新世紀』。前作から10年後の世界が描かれた今作では、猿達はより知能をつけシーザー以外にも言葉を喋れるようになっていた。そんな彼らの心は人間からされたことが消えていなかった。絶滅寸前にある人間と新たな家を築いた猿達。彼らは共存することができるのだろうか?

映画『猿の惑星: 新世紀』作品情報


猿の惑星:新世紀(ライジング) [Blu-ray]

タイトル 猿の惑星:新世紀(Dawn of the Planet of the Apes)
監督 マット・リーヴス
公開 2014年9月19日
製作国 アメリカ
時間 2時間10分

Rotten Tomatoes

あらすじ

あれから10年後――。

天性のリーダーシップを備えた猿のシーザーは、より勢力を拡大し、手話と言語を操る猿たちは、森の奥に文明的なコロニーを築いていた。

一方、約90%が絶滅した人類のわずかな生存者グループは、荒れ果てた都市の一角に身を潜め、希望なき日々を過ごしていた。

そんなある日、人間たちがエネルギー資源を求めて猿のテリトリーに足を踏み入れたことから、一触即発の事態が勃発。

シーザーと生存者グループの穏健派マルコムは和解の道を探るが、憎しみを抑えられない両陣営の対立は激化していく。

共存か、それとも闘いか。最終決戦へのカウントダウンが刻まれるなか、シーザーは生き残るための重大な決断を迫られていくのだった……。

(出典:http://www.foxmovies.jp/saruwaku-r/)

癒えない傷

シーザーが猿達を解放してから10回目の冬が過ぎた頃、人間の姿はほとんど見られなくなってしまった。

新たに強いウィルスで開発されたALZ113は、人間にとっては驚異的なウィルスでしかなかった。
そしてそのウィルスの感染は全世界に拡大し、人間は壊滅状態となっていた。

しかしシーザー達には何の影響もなく、彼らは山で自分たちの家を作り暮らしていた。
シーザーをリーダーに彼らは自分たちの生活を送っていたが、そんな彼らの前に人間達が現れる。

そして人間を見て彼らに受けた行為を思い出したのが、シーザーの右腕コバだった。

彼はALZ113を投与されたチンパンジーで、その前から何度も薬の実験台とされていた。
そしてその時に何度も人間に傷つけられていた。

コバの体には無数の傷跡が残っている。
それはコバの心に残った人間への憎しみの数だった。

人間に対して憎しみしか持っていないコバ。
一方シーザーは自分を育ててくれたウィルとの関係もあって、良い人間も知っていた。

シーザーが望んでいたのは、これ以上仲間を失わないことだった。

それはコバも同じ思いだった。
コバも仲間を守りたいという強い思いを持っていたが、その思いよりも人間への憎しみが勝った。

そして仲間を守るためには、人間と戦い彼らに勝利するしかないと考えるようになったのだ。

シーザーが人間への理解を示していた頃、コバの心は憎しみに支配されていた。
コバの心は完全に人間への復讐心に取り憑かれてしまった。

猿と人間の共存

コバが人間への憎しみを強める中、シーザーは仲間を守るために人間との共存を考えていた。

それぞれの場所で暮らし、お互いの領土を荒らさない。
それがシーザーはできると考えていた。

しかもシーザーは自分たちの方が人間よりも優れていると思っていた。
エイプは仲間を殺さない

人間はお互いに殺しあうけど、自分たちはお互いに殺しあったりしないと考えていたのだ。

これはシーザーの優しさだったが、コバにとっては弱さにしか見えなかった。

彼はシーザーに銃を向け、人間との戦いを選んだ。

一方、人間も猿との共存を望む者と戦う者に別れていた。
シーザーと触れ合い彼らとの共存を望んだマルコム。

しかし彼らのリーダーは人類を救うことを選んだ。
それは猿との戦いだった。

シーザーもマルコムも心から共存を願っていたが、もはやそれは叶わぬこととなった。
コバが起こして行動は猿と人間の戦争の始まりになった。

シーザーはマルコムに「人間は猿を許さない」と言った。
それはコバが人間を許さなかったのと同じだ。

だからシーザーは戦いを覚悟した。
残った仲間を守るためにも、人間と戦うことを決めたのだった。

まとめ

憎しみの先にあったもの、それは果てしない戦いの始まりだった。

そんな悲しい物語となったのが『猿の惑星: 新世紀』だった。

猿達を解放し彼らのリーダーとなって、仲間を守ってきたシーザー。

しかし結局は戦争を招いてしまった。

猿vs人間の戦い。

シーザーはどんな采配を見せるのだろうか?