映画『人生、ブラボー!』ある日突然533人の父親になった男の成長物語


若い頃お金を稼ぐためにやっていた精子提供。そのせいでなんと533人の子供の父親になってしまいました。お金もなく恋人にも愛想を尽かされてしまうダメ男。しかしそんな彼でも少しずつ父親としての自覚が目覚めてきます。ダメ男を成長させてくれたのは、自分を探す子供達でした。

『人生、ブラボー!』作品情報


人生、ブラボー! [DVD]

タイトル 人生、ブラボー!(Starbuck)
監督 ケン・スコット
公開 2013年1月26日
製作国 カナダ
時間 1時間49分

Rotten Tomatoes

あらすじ

父親の精肉店を手伝う42歳の独身男、ダヴィッド。

気ままでだらしない生活を送る彼は、膨らんだ借金の取り立てに追われ、妊娠が判明した恋人にも愛想を尽かされる始末。

そんなある日、彼がかつて行っていた精子提供のバイトによって533人もの子どもが生まれていたことが判明、そのうちの142人から身元開示の裁判を起こされてしまう。

友人の弁護士に泣きつき、なんとか逃げ切ろうとするダヴィッド。

ところが、その子どもたちの中に彼が応援するサッカー・チームのスター選手の名前を発見した彼は、急に自分の遺伝子上の子どもたちに興味を持ち始める。

そして自分が父親であることを隠して彼らへの逆訪問を開始してしまうダヴィッドだったが…

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/344060)

533人の父親

父親の精肉店で働くダヴィッド。
お金がなく、8万ドルの借金を抱え借金取りに追われる日々。

しかも恋人は妊娠していますが、ダヴィッドに愛想をつかし1人で育てると言っています。

そんなダヴィッドは、若い頃お金を稼ぐために精子バンクに精子を提供していました。

スターバックという偽名を使い精子を提供していたダヴィッド。
23ヶ月で693回提供し、報酬として2万4255ドル受け取っていました。

単純計算で1回35ドルということになるので、なかなかいい商売ですね。。。

若い頃からそんなことをしてお金を稼いでいたダヴィッドでしたが、ダヴィッドの提供した精子によって533人の子供が生まれていました。

しかもそのうち142人が父親を探しているというのです。

ダヴィッドは病院側とは秘密契契約保持を結んでいるので、病人側には守秘義務があります。
しかし子供達は契約は無効と訴えていました。
彼らは実の父親に会いたがっていたのでした。

自分の子供を妊娠している恋人からは拒絶されているのに、いきなり533人の父親になってしまったダヴィッド。

自分が693回も精子を提供したことが恥ずかしくて、名乗りできることはできません。
友人の弁護士とともに、なんとかこのピンチを乗り切ろうともがき始めたのでした。

ダメ男、父になる

原告側の142人分のプロフィールをもらったダヴィッドでしたが、それをゴミ箱に捨ててしまいます。

しかし自分の子供たちが気になります。
出来心から、1人のプロフィールを見てしまいました。

しかもその1人はなんと有名なサッカー選手になっていました。
最初に見た子供が有名なサッカー選手だったため、ダヴィッドは他の子供のプロフィールを見ます。

そして正体を隠し子供達に近づいていきました。
142人の子供達。
いい子ばかりではありません。

売れない役者だったり、ストリートミュージシャン、さらには薬物中毒の子供もいました。
そして脳性麻痺で施設で暮らすこ子供も。

そんな子供達を見ているうちに、次第にダヴィッドの中に父性が芽生え始めました。
なんとかして子供達を助けようとするのです。

どうしようもない暮らしを送っているダヴィッドでしたが、昔から優しさだけが取り柄でした。
自分のことは顧みず、他人のために尽くすのがダヴィッドです。

ダヴィッドは自分の子供たちに手を差し伸べ始めました。
そして次第に彼らに対して絆を感じるようになっていったのです。

恋人との間に子供が誕生した時、ダヴィッドは自分が父親だと名乗りでました。
世間は「異常だ」とダヴィッドのことを非難していましたが、子供達は彼を攻めませんでした。

彼らはただ父親の存在を知りたかっただけでした。

そんな142人の子供達のおかげで、ダヴィッドは父落として男として成長することができました。

まとめ

ある日突然533人の父親になってしまったダメ男。

そんな彼の成長物語を描いたのが『人生、ブラボー!』です。

子供達に接することで父親としての自覚を持ち始めるダヴィッドでしたが、それは彼の本来の優しさがあったからかもしれません。

多くの子供達に彼の優しさが受け継がれているはずです。