映画『インセプション』あなたが生きている世界は現実ですか?夢ではないですか?


夢の中に情報を植え付ける『インセプション』。夢の世界を現実と同じ世界で設計してしまうと、やがてそれが現実なのは夢なのか分からなくなってしまいます。そして最終的には夢の世界を望むようになってしまう怖い現実が待っています。この映画のラストは私たちに委ねられます。果たしてそれは現実なのか?夢なのか?

『インセプション』作品情報


インセプション [Blu-ray]

タイトル インセプション(Inception)
監督 クリストファー・ノーラン
公開 2010年7月23日
製作国 アメリカ/イギリス
時間 2時間28分

Rotten Tomatoes

あらすじ

ドム・コブは人の心が無防備な状態、つまり夢を見ている間に潜在意識から貴重な秘密を盗み出すスペシャリスト。

その特異な才能は産業スパイが暗躍する世界で重宝される一方、そのために彼は最愛のものを奪われ、国際指名手配されてしまう。

そんな彼に失った人生を取り戻すチャンスが。

そのためには「インセプション」と呼ばれる、アイデアを盗むのとは逆に相手の心に“植え付ける”、およそ不可能とされる任務を成功させる必要があった。

もしコブと仲間たちが成し遂げたなら、それは完全犯罪を意味する。

だがいかに綿密に計画し、様々な特殊能力があったとしても、行動がすべて相手に読まれていては太刀打ちできない。

そんな強敵が現れる予感を、コブだけが感じ取っていた。

(出典:https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=4244)

アカデミー賞受賞
・撮影賞
・視覚効果賞
・音響編集賞
・録音賞

夢と現実

コブが妻のモルと一緒に気づいた夢の世界。
そこは2人だけの幸せな時間でした。
誰にも邪魔されずに愛する2人だけで暮らせる世界です。

いつしかモルはそんな幸せな世界から、現実の世界に戻りたくなくなってしまいました。
だって自分たちで気づいた夢の世界は、理想郷で幸せしかありません。

大好きな夫がそばにいて、楽しい時間だけが過ぎていくのです。

しかし2人には子供がいます。
子供は現実の世界にいます。
いつまでも夢の中にいるわけにはいきません。

現実の5分は夢の中の1時間。
コブとモルはその世界に50年間もいたのです。
50年も2人だけの時間を過ごしていたのです。

現実に戻れば若い肉体が待っています。
でも夢の世界ではすでに50年生きているのです。
50年分歳を重ねています。

戻った世界には、幸せで楽しいことばかりではない現実が待っています。

モルはいつまでも夫と理想郷にいたかったのです。

インセプション

コブもモルと楽しい時間を過ごしていましたが、子供のことを考えると現実世界に戻らなくていけません。

嫌がるモルを説得しますが、モルは戻る拒み続けます。

そんなモルにコブは仕方なくインセプションを行いました。
植えつけたのは「これは現実の世界ではない」という情報です。

この情報がモルの頭の中に広がり、モルは現実世界に戻りました。
しかしその情報は現実世界に戻ってからも、頭の中に存在し続けました。
「これは現実世界ではない」と思うモル。

夢の世界の設計を現実の世界と同じようにしたため、モルは現実と夢の区別が出来なくなっていました。

そして現実に戻るためにモルはビルから飛び降りました。

コブはこの経験があったから現実と夢を見極めるトーテムを作りました。

映画のラストでコブは子供の待つ家に帰ることができました。
そこでコブは現実か夢か確かめるためにトーテムの駒を回します。

しかし駒が止まったのか回り続けているのか分かりません。
果たしてその答えはどうなのでしょうか?

まとめ

嫌なこともたくさんある現実の世界。

現実逃避して夢の中にいたいと思うこともあります。

しかしそれを続けているとやがて夢と現実の区別がつかなくなります。

そんな恐怖を描いたのが映画『インセプション』でした。