映画『テッド』1980年代を忘れられない男性とクマの物語

1985年に8歳の少年だったジョン。その頃からテッドとは親友で、その関係は35歳になっても変わりません。彼女に「大人なって」と言われるジョンでしたが、ジョンとテッドはいつまでも子供の頃のまま。ここでは『テッド』の中でジョンとテッドが忘れられない1980年代を見ていきたといと思います。

目次

『テッド』作品情報


テッド [Blu-ray]

タイトル テッド(Ted)
監督 セス・マクファーレン
公開 2013年1月18日
製作国 アメリカ
時間 1時間46分

Rotten Tomatoes

あらすじ

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1985年、クリスマスの夜。友だちのいない孤独な少年ジョンは、神様にあるお願いをする。

すると奇跡が起こり、大好きなテディベアの“テッド”に魂が吹き込まれ、人間のように動いて喋り出したのだ。

以来、片時も離れず友情を育んだジョンとテッド。

やがて月日は流れ、27年後。

ジョンはすっかりダメ中年オヤジに成長し、一方のテッドは姿こそ昔と変わらない愛くるしさだが、中身はジョンに輪を掛けて不良で下品なエロオヤジになっていた。

そんなテッドの存在に我慢ならないのがジョンの恋人ロリーだった。

勝手気ままなテッドのせいでジョンとロリーの生活は引っかき回されっぱなし。

ついに怒りが爆発したロリーは、テッドを家から追い出すようジョンに迫るが…。

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/344125

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フラッシュ・ゴードン


フラッシュ・ゴードン [Blu-ray]

『テッド』のなかでジョンとテッドのキーとなるように描かれているのが『フラッシュ・ゴードン』です。

ジョンとテッドの導師で彼らに善と悪を教えたの『フラッシュ・ゴードン』でした。

『フラッシュ・ゴードン』は1980年に公開されたSF映画で、主題歌をクィーンが歌っています。

子供の頃にジョンとテッドは一緒にこの映画を見ていました。
テッドが引っ越した部屋には映画のポスターも貼っていました。

そんな2人が大好きな『フラッシュ・ゴードン』の主人公サム・ジョーンズがテッドの家のパーティにやって来たのです。

もちろんご本人が出演しています。

恋人ロリーに大人になると約束したジョンでしたが、さすがに憧れのサム・ジョーンズには会いたくてたまりません。

結局誘惑に負けてテッドの家に行ってしまったのでした。

大好き1980年代

『フラッシュ・ゴードン』以外にも映画が大好きなジョンとテッド。

1985年に8歳だったジョンにとっては1980年代の映画が忘れられません。

子供の頃はテッドをE.T.にして自転車に載せていた写真も写ってしました。
さらに子供の頃のジョンの部屋には1984年公開の『インディ・ジョーンズ魔宮の伝説』のポスターが貼ってありました。

そしてこの時代の子供たちはスター・ウォーズ世代でもあります。
クリスマスプレゼントにスター・ウォーズのおもちゃをもらって喜ぶ子供の姿がありました。

もちろんジョンとテッドもスターウォーズが大好きです。

1999年に公開された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』の公開日には、ヨーダとダース・モールの姿で並んでいました。

そしてジョンのロリーの着信音は『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』でかかったダース・ベイダーのテーマ曲でもありました。

「帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

一方テッドからかかって来たときの着信音は1982年〜1986年まで放送されたドラマ『ナイトライダー』のテーマ曲でした。

「ナイトライダー(TVドラマ『ナイトライダー』より)」リンクが見つかりませんでした。: (WP Applink)

他にもジョンの上司がトム・スケリットと友達だと言えば、彼が出演していた『トップガン』のセリフを言ったジョン。

『トップガン』は1986年に公開された大ヒットした映画です。

テッドもまた最後にちぎれた自分の体を見て『エイリアン2』のビショップみたいだなんて言っていました。

ジョンとテッドの生活を見れば、彼らがどれだけ子供の頃から成長できていないかが分かります。

大人になってもジョンの部屋には『ジュラシックパーク』のポスターが貼ってあったりと映画が大好きです。

ただロリーも映画好きなようで、ジョンと一緒に『007オクトパシー』を見たり、ジョンと別れた後は『ブリジットジョーンズの日記』を見ていました。

まとめ

成長できない大人とクマの物語を描いた『テッド』にはたくさんの1980年代の映画やドラマが登場します。

この頃子供だった人にとっては懐かしく感じるかもしれません。

また1980年代にどんな映画が子供達の間で流行っていたのかも知ることができます。

そして映画好きにとってはジョンの気持ちが理解できるのかもしれません。

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