映画『オーバー・ザ・トップ』父から息子へ「人生は自分の手で勝ち取るもの」


10年ぶりに再会した父と息子。息子は自分と母を捨てて出て行った父親を許すことができません。それでもどんな態度をとられても息子に向き合う父親ホーク。彼が息子に教えたのは「人生は自分の手で勝ち取るもの」ということでした。そしてその言葉を胸にホーク自身も自分お手で人生を掴む王道のスポーツ映画が『オーバー・ザ・トップ』です。

『オーバー・ザ・トップ』作品情報


オーバー・ザ・トップ  <HDニューマスター版> Blu-ray

タイトル オーバー・ザ・トップ(Over the Top)
監督 メナハム・ゴーラン
公開 1987年2月14日
製作国 アメリカ
時間 1時間33分

Rotten Tomatoes

あらすじ

妻子を捨てトラック運転手として生きる男が、病気の妻に会うため10年ぶりに再会した息子と旅に出る。

二人の間にできた溝は深く、息子は頑なになっている。

男は、得意のアーム・レスリングを通して親子の絆の再生を試みるのだが……

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/3481)

人生は自分の手で勝ち取るもの

父と息子が絆を深めていく物語の『オーバー・ザ・トップ』。

10年ぶりに再会した親子が、旅を通して次第に心を通わせていく物語です。

父親のことが嫌いで見下している息子のマイケル。
トラックで生活をしている父のことをばかにしていました。

祖父に守られながら裕福に暮らしていてなんの不自由のない息子に、父親ホークが教えたことは「人生は向こうからやって来ない 自分の手で勝ち取るんだ」ということでした。

自分の持っているもの全てを教えたホーク。
息子は父からトラックの運転とアームレスリングを教わりました。

父親を軽蔑していたマイケルでしたが、父親の愛情を知ると父親を尊敬するようになります。
そしてアームレスリングで弱気になっている父へ、父がくれた言葉を送りました。
「自分の手で勝ち取る」と。

息子の愛と思いを知ったホークは文字通り自分の手で人生を手繰り寄せました。
アームレスリングで優勝したホークは、念願だった息子との暮らしを手にすることができたのでした。

さらに優勝したことで賞金とコンボイ・トラックをもらいました。
日本では聞き慣れないコンボイ・トラックですが、大型トラックのヘッドの部分のことを言います。
トレーラーを牽引する運転席部分だけのことです。

ホークは賞金よりもこのコンボイ・トラックが欲しかったのです。

それは彼の人生全てであり、また息子との絆を育むものでもありました。

新しいコンボイ・トラックを手に入れて旅に出たホーク親子。
この先もこのトラックの中で二人の絆を育んでいくはずです。

王道が詰まった作品

シルヴェスター・スタローンには代表作がたくさんあるため、『オーバー・ザ・トップ』の認知度はもしかすると低いかもしれません。

ただしこの『オーバー・ザ・トップ』には1980年代の王道がたくさん詰まっています。

1つは車の旅を通して成長するロードムービーです。
父親のホークと息子のマイケル。
2人とも車の旅で、距離を縮め親子として成長しました。

そしてもちろん青春スポーツ映画です。
1度は挫折を味わいますが、愛する人の支えで試練を乗り越えます。
ホークは腕を痛め強敵に自信を喪失してしまいますが、息子がそんなホークを支え優勝を勝ち取りました。

さらに音楽です。
1980年代を代表する音楽と青春映画のミックスです。
『オーバー・ザ・トップ』の主題歌はWinner Takes It Allです

アームレスリング大会でホークが勝ち続けるシーンでかかっていた曲です。

エンディング曲はTake It Higherです。

『オーバー・ザ・トップ』のサントラは大ヒットしました。

1980年代のたくさんの王道が詰まっている『オーバー・ザ・トップ』。

見るだけでタイムスリップできそうな作品でもありました。

まとめ

1980年代という時代が詰まった作品『オーバー・ザ・トップ』。

この作品を見るだけで当時の映画の流行を感じることができます。

そんな作品で描かれていたのは父と息子の絆でした。

ホークが息子に伝えた「人生は自分で勝ち取るもの」。

それはいつの時代でも当てはまる言葉でした。