シリーズ5作品目となる『ダイ・ハード/ラスト・デイ』。今度はジョンの息子ジャックが登場します。毎回物語の始まりは家族関係がうまくいっていないジョンですが、今回も息子との関係は最悪です。そんな息子との関係を取り戻すために、父親としてジョンが再びテロリストの立ち向かいます。
『ダイ・ハード/ラスト・デイ』作品情報
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タイトル | ダイ・ハード/ラスト・デイ(A Good Day to Die Hard) |
監督 | ジョン・ムーア |
公開 | 2013年2月14日 |
製作国 | アメリカ/ハンガリー |
時間 | 1時間38分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
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ニューヨーク市警のジョン・マクレーン刑事は、長らく疎遠だったひとり息子ジャックがしでかしたトラブルの尻ぬぐいのためにモスクワへと降り立つ。
ところが、ジャックが出廷するはずの裁判所が突然爆破され、マクレーンはまたしても事件に巻き込まれてしまう。
大混乱の中でどうにかジャックと再会したマクレーンは、息子から思いもよらぬ事実を打ち明けられる。
そして2人で手を組み、ロシア政財界の大物や軍隊が絡む巨大な陰謀に立ち向かうハメになるマクレーンだったが…。
(出典:https://www.allcinema.net/cinema/344016)
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父親ジョン・マクレーン
前作の『ダイ・ハード4.0』は父と娘の物語でもありましたが、今作の『ダイ・ハード/ラスト・デイ』は父と息子の物語です。
子供が増えたことは以前の作品の会話の中に出ていましたが、実際に息子ジャックが登場するのはシリーズ初でした。
しかし父と息子の関係は最悪の状態です。
二人は随分連絡を取り合っていないようでした。
息子が捕まったとされるロシアに向かい息子を助けようとするジョンですが、それが逆に息子の仕事を邪魔することになってしまいました。
今作ではついにアメリカを飛び出して舞台はロシアです。
ロシアの地で久しぶりに再開した父と息子。
自分に対して冷たい息子との距離をなんとか埋めたいジョン。
「仕事一筋で父親失格だ」と自分のことをわかっているジョンは、息子のために父親としてできることをしようと決意したのでした。
「親は子に尽くす」その言葉を胸に命がけで息子の命を救おうとしたのでした。
毎回物語が終わった時には家族関係を修復しているマクレーン一家。
残念ながら妻とは離婚してしまいましたが、娘と息子とは信頼を取り戻せました。
最後の3人が見せた笑顔。
あれは新たなマクレーン一家のスタートです。
舞台はチェルノブイリ
アメリカからロシアで事件に巻き込まれたジョン・マクレーン。
しかも舞台はなんとチェルノブイリです。
2013年に公開された『ダイ・ハード/ラスト・デイ』は、チェルノブイリの原子力発電所事故から27年経っていました。
映画の中ではロシアのコマロフとチャガーリンが軍事用のウラニウムを横流ししたことであの事故が起きたことになっていました。
ラストでヘリコプターの突撃から逃げるためにビルから飛び降りたジョンとジャック。
二人が降りた場所はプールの中でした。
ジョンは「プールの水は大丈夫か」と気にいしていました。
汚染水のような気もしましたが、ジャックは「髪の毛が抜けるだけだ」と笑い飛ばしていました。
こんなにタフな親子ならきっと多少の被曝など気にしなさそうです。
ジャックが言っていたようにマクレーン家は不死身ですから。
毎回事件に巻き込まれることを「運が悪い」と言っていたマクレーン。
しかもアメリカでなくても事件に巻き込まれてしまいました。
きっとこの先もジョンは色んな事件に巻き込まれそうですが、頼りになる息子と娘がいるので心配いらないでしょう。
まとめ
第1作から25年経った5作目の『ダイ・ハード/ラスト・デイ』。
気弱で愚痴の多かったジョンもでしたが、ようやく家族と向き合うことができました。
少しだけ歳をとってしまいましたが、それでも今度は今までの経験で危機を乗り越え敵を翻弄します。
まだまだルーシーとジャックにとっては頼り甲斐のある父親であることは間違いないようです。