今回は亡くなったおばあちゃんの家に住み続けている男性が依頼人。彼の家は1970年代のままで全く手を加えていません。彼の母親も息子に変わって欲しいと思っていますが、父親の死が原因で家族みんな前に進めなかったのです。ファブ5はそんな依頼人を男の子から男に変身させるのです。
『クィア・アイ』シーズン1第6話「レミーのルネサンス」
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祖母の家と古めかしい内装を遺産としてそのまま相続した、若きアントレプレナー。
昔にタイムスリップしたような生活を卒業し、自分のスタイルを確立。
(出典:https://www.netflix.com/title/80160037)
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南アトランタに住むレミングトン・ポーター
今回の依頼人は27歳で亡くなったおばあちゃんの家に住むレミングトンこと”レミー”です。
彼はもらった家を当時のまま使っているので、1970年代に雰囲気が漂ったままの家に住んでいました。
母親が子供の頃に使っていた部屋をそのまま寝室にしているレミーを見て、母親は変わって欲しいと思っていました。
なぜレミーが変われずにいるのか。
それには父親の死が大きく関わっていました。
家族の前で心臓発作で亡くなってしまったレミーの父親。
レミーは父親に心肺蘇生を行いましたが、父親はレミーの腕な中で亡くなってしまいました。
偉大な父親を亡くした時から止まってしまっているレミー。
それはレミーだけでなく母親も同じでした。
レミーの家族みんなが、父親の死から止まってしまい彼の家の伝統を忘れてしまっていたのでした。
ファブ5はレミーを変身させるために、彼と話をし彼がもっと洗練されたいと思っていることを知ります。
レミーは「ドン・ドレイパー」に憧れていると5人に話します。
ドン・ドレイパーとはドラマ『マッドメン』に登場する人物で、広告代理店で働くエリート社員です。
レミーはいずれ広告代理店を起業していたいと考えていました。
ファブ5はそんなレミーを応援するために、彼に少しでも前に進んでもらおうと彼の変身を手伝ったのでした。
ファブ5のレッスン
ファブ5はレミーに「伝統を引き継ぎながら自分らしい伝統を作って欲しい」と考えました。
アントニは伝統だったクリスマス行事を復活させるために、レミーの母親の家に行きマカロニチーズの作り方を聞きます。
アントニはポーター家の伝統のマカロニチーズの伝統を引き継ぎながら、さらにレミーらしいマカロニチーズを作って欲しいと考えていました。
一方インテリア担当のボビーは、おばあさんの物を残しながら家の中を改造してきます。
『マッドメン』のような1960年代の雰囲気と、レミーの好きなキューバ風の部屋に仕上げたのでし。
またカラモはレミーにポーター家の思い出の詰まったアルバムをプレゼントします。
そこにはレミーのお父さんやおばあちゃんなど家族の写真がたくさん貼ってありました。
このアルバムはレミーだけでなく、母親やレミーの妹も感動させることになります。
そしてレミーは家族に料理を振る舞い、新しく生まれ変わった自分を家族に披露しました。
まとめ
今回のファブ5はレミーを変身させると同時に、レミーの家族も変えることになりました。
父親の死で止まってしまっているポーター家。
ファブ5は彼らにポーター家で引き継がれてきた伝統を思い出させ、そしてまた新たな伝統を作るためにスタートを切らせたのです。
レニーは尊敬していた父親のように家族を守りながら、自分らしい道を歩き始めました。
そして自分の夢である起業のために、彼は新たなスタートを切ったのでした。