映画『ダンケルク』が描く「陸」「海」「空」から見たダンケルク海岸


クリストファー・ノーラン監督が作ったダンケルクの戦いは、ダンケルク海岸を「陸」「海」「空」の視点から描いています。兵士や戦闘機のパイロットや小型船の民間人の視点からダンケルクの海岸を描くことで、それぞれの心理状況がリアルに伝わってきます。

『ダンケルク』作品情報


ダンケルク [Blu-ray]

タイトル ダンケルク(Dunkirk)
監督 クリストファー・ノーラン
公開 2017年9月9日
製作国 イギリス/フランス/アメリカ/オランダ
時間 1時間46分

Rotten Tomatoes

あらすじ

フランス北端ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士。
背後は海。

陸・空からは敵――そんな逃げ場なしの状況でも、生き抜くことを諦めないトミーとその仲間ら、若き兵士たち。

一方、母国イギリスでは海を隔てた対岸の仲間を助けようと、民間船までもが動員された救出作戦が動き出そうとしていた。

民間の船長は息子らと共に危険を顧みずダンケルクへと向かう。

英空軍のパイロットも、数において形勢不利ながら、出撃。

こうして、命をかけた史上最大の救出作戦が始まった。

果たしてトミーと仲間たちは生き抜けるのか。勇気ある人々の作戦の行方は!?

(出典:http://wwws.warnerbros.co.jp/dunkirk/#aboutthemovie)

アカデミー賞受賞
編集賞
録音賞
音響編集賞

追い詰められた兵士たち

フランスがドイツ軍によって責められる中、イギリス軍はフランス軍とともに戦うためにフランスに入ります。

しかしイギリス軍もドイツ軍に攻撃され、ダンケルク海岸に追い詰められていました。
追い詰められたイギリス軍は、ただ海から救出に来てくれる駆逐艦を待つしかなかったのです。

追い詰められたイギリスとフランスの兵士たちがいたダンケルク海岸。
地理的状況はドイツ軍がばらまいたビラによって分かります。

https://twitter.com/dunkirkjp/status/879851895568953344?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E879851895568953344&ref_url=https%3A%2F%2Fmiyearnzzlabo.com%2Farchives%2F44350

ドイル軍によって囲まれてしまった兵士たちは、この海岸でただただ船を待っていたのです。
その数およそ40万人。

チャーチル首相はフランス側にフランス軍をともに救出すると伝えますが、現場ではイギリス軍から優先的に船で救出されていました。

ダンケルク海岸の様子

YOKO
駆逐艦が兵士たちを救出するためには桟橋を死守する必要がありました。

しかしドイツ軍の戦闘機ハインケルは、その桟橋を攻撃してきます。
さらに兵士を救出した駆逐艦や掃海艇などを攻撃します。

一度は海岸から救出された兵士たちは、海に放り出されてまた海岸に戻ってしまいます。空からだけの攻撃だけでなく、ドイツ軍のUボートによる魚雷攻撃もあります。

海岸から救出されただけでは兵士たちは安全ではなかったのです。
彼らは空や海からの攻撃を避けながら、故郷に戻って行ったのです。

しかも船に優先的に乗船したのはイギリス軍からです。
ダンケルク海岸には多くのフランス兵士もいました。

『ダンケルク』では、イギリスの兵士とフランスの兵士の心情なども描かれています。

YOKO
イギリスが誇る戦闘機スピットファイア

ロールス・ロイス製のエンジンを搭載したスピットファイアは、イギリスにとっては英雄です。


タミヤ 1/48 傑作機シリーズ No.119 スーパーマリン スピットファイア Mk.1 プラモデル 61119

この戦闘機がダンケルク海岸でも活躍します。
ドイツ軍のハインケルとの戦いは、手に汗握るものがありました。

『ダンケルク』の中では最後燃料切れで海岸に不時着したスピットファイア。
不時着と同時にパイロットは戦闘機を燃やします。

これはスピットファイアの情報をドイツ軍に渡さないためだと思われます。
パイロットがドイツ軍に捕まり、そのまま捕虜となってしまうのでしょう。

YOKO
海ではダイナモ作戦により、民間の小型船がダンケルクの海岸を目指します。

860隻がダンケルク海岸を目指しました。

この小型船によって兵士が助けられたことはイギリス国民にとって勇気を与えることになります。

救出されて故郷にもどった兵士たちは、そこで初めて自分たちが英雄扱いされていることを知りました。

ダンケルク海岸から撤退したということは本当は逃げて来たことなので勝利ではありません。

しかしチャーチル首相はこの救出劇を1つの勝利と表現することで、イギリス国民の心を1つにしました。
これが国民の士気を高め、のちのドイツ軍を破る攻撃に繋がっていくことになったのです。

学びポイント

クリストファー・ノーランが描いた『ダンケルク』では、どうやって兵士たちがこの海岸から脱出したのかが描かれていました。

さらにそれを脱出した兵士の視点だけでなく、救出に向かった民間人や攻撃に向かったスピットファイアのパイロットの視点も交えて描いています。

ダンケルク海岸で何が起こっていたのか?
兵士たちはどうやって脱出したのか?
『ダンケルク』を見ると、それを知ることができます。