映画『男はつらいよ 寅次郎夢枕 』まさか告白されるとは 寅さん驚きの物語

いつものように柴又に帰って来た寅さん。今回は幼馴染の千代ちゃんと再会します。なんだか千代ちゃんと寅さんはいい雰囲気。だけど寅さんは「くるまや」に下宿する東大の先生のために人肌脱ぐことに。千代ちゃんを呼び出した寅さん、しかしまさかの驚きの展開が待っていました。

目次

『男はつらいよ 寅次郎夢枕 』作品情報


男はつらいよ 寅次郎夢枕〈シリーズ第10作〉 4Kデジタル修復版 [Blu-ray]

タイトル 男はつらいよ 寅次郎夢枕
監督 山田洋次
公開 1972年12月29日
製作国 日本
時間 1時間38分

あらすじ

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旅先で弁当を使わせてもらった旧家の奥様から、テキ屋仲間の哀れな末路を聞かされた寅さんは、柴又へ帰ってくる。

ところが寅さんの部屋は、御前様の親戚の大学助教授・岡倉金之助が下宿中。

面白くない寅さんは、また旅に出ようとしたが、門前で美容院を始めた幼なじみの志村千代と再会し、思いとどまることに…

(出典:https://www.cinemaclassics.jp/tora-san/movie/10/)

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人間は褒めあって向上する

久しぶりに柴又に帰って来た寅さん。
みんなが自分の悪口を言っているのではと思い込んでいる寅さんに、おいちゃん達は寅さんを褒めまくる作戦にでます。

みんなが自分のことを褒めていることを知った寅さんは、ついに心を入れ替えます。

そしてみんな仲良く食事をしているところにやって来た御前様は「褒めあってこそ、人間は少しずつ向上する」と言いました。

「お互いに褒め合わなきゃいけない」というありがたい言葉をいただき、みんなその言葉を実感していたはずでしたが、翌日にはいつものように大げんか。

寅さんのお嫁さんが見つからずに、寅さん怒ってしまいました。
そんな寅さんにおいちゃんは「出てけ」と言っちゃったから、寅さんはそのまままた旅に出てしまいました。

「褒めあうこと」はもちろん大切ですが、寅さんには愛情のある悪口の方が似合っているような気がします。

幼馴染のお千代ちゃん

再び柴又に戻って来た寅さん。
今度は下宿人の東大の先生が気に入らず、またまた旅に出ようとしてしまいます。

でも、幼馴染の千代ちゃんと再会したことで、寅さんは柴又にいることになりました。

「らっきょう」と千代ちゃんの事をいじる寅さんでしたが、千代ちゃんもなんだか嬉しそう。
なんだかいつもの寅さんとは違う展開になっていきます。

ただ、下宿人の東大の先生も千代ちゃんに一目惚れしていました。
最初はわざと先生に千代ちゃんの事を話し、先生の反応を見て楽しんでいた寅さんでしたが先生の熱い想いを知ってなんだか先生が不憫に思えて来ました。

毎回振られてばかりの寅さんには、本気で恋する先生の気持ちが誰よりも理解できたのでしょう。
自分も千代ちゃんの事好きなはずなのに、先生のために人肌脱ぐ事に。
そこがまた寅さんらしいところです。

千代ちゃんを呼び出し、先生の気持ちを伝えようとしますが、なんと千代ちゃんは「寅さんとなら結婚してもいい」なんて言い出します。

さすがの寅さんもこれには驚いたようで、腰を抜かして座り込んでしまいました。
しかも寅さん「冗談だろ」と言って、さりげなく千代ちゃんのプロポーズを断ってしまいます。

なんで寅さんは千代ちゃんのプロポーズに応えなかったのか。

そこもまた寅さんらしいのかもしれません。

亀戸天神

寅さんが幼馴染の千代ちゃんと出かけたは亀戸天神です。
ここで寅さんは千代ちゃんにプロポーズされてしまいます。

こちらはそんな亀戸天神に行って来たときの様子です。
ご覧ください↓↓

菅原道真公が祀られている亀戸天神は、学問の神として親しまれています。
受験シーズンには多くの受験生が祈願にやってくるようです。

以前は「亀戸宰府天満宮」と呼ばれていましたが、昭和11年に現在の亀戸天神社となりました。

境内にある藤棚も有名で、シーズンになると多くの観光客が藤の見物にやってきます。

また、境内の中からは当時はなかったスカイツリーも見ることができます。

亀戸だからなのか、亀の多さにびっくりさせられました!!

まとめ

いつもと違う展開だった『男はつらいよ 寅次郎夢枕』。

千代ちゃんに告白されましたが、寅さんは千代ちゃんを振ってしまいました。

後日、その話をみんな笑いながら冗談と思って聞いていましたが、さくらだけは寅さんの気持ちに気がついてるようでした。

自分の気持ちを抑えて人のためになんとかしようする熱い男寅さんを見ることができるのが、『男はつらいよ 寅次郎夢枕』でした。

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