映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』あらすじと感想 負け犬達の反逆


スティーヴン・キング原作の小説の映画化で、第1章に当たる子供時代の物語が『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』。子供達が行方不明になる事件を解決したのはいじめられっ子達でした。ピエロのペニーワイズとの戦いは自分自身の恐怖との戦いでもあったのです。

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』作品情報

タイトル IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(IT:chapter one)
監督 アンディ・ムスキエティ
公開 2017年11月3日
製作国 アメリカ
時間 2時間15分

Rotten Tomatoes

『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』あらすじ


IT/イット “それ”が見えたら、終わり。 [Blu-ray]

©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

ペニーワイズ

出典:IMDb

街の子供が次々と行方不明になり、戻ってきません。
ビルの弟ジョージーも行方不明になった子供の一人です。

雨の日にビルの作ってくれた紙の船を外で浮かべて遊んでいたジョージー。
しかし流れが速く船はどんどん進んでしまいます。
一生懸命追いかけジョージーでしたが、船は排水溝に落ちてしまったのです。

船を拾おうと排水溝を除いたジョージー。
するとそこにいたのは光る眼のピエロだったのです。
ペニーワイズと自己紹介したピエロ。
彼はそのままジョージーの腕を食いちぎり、排水溝に引きずり込んでしまったのでした。

季節が変わってもビルはいなくなってしまった弟のジョージーを探しています。
家族はジョージーがいなくなった日からバラバラになってしまいました。

ジョージー以外にも子供がどんどんいなくなります。
ビルの学校の友達もいなくなります。
家族はいなくなった子供を探しますが、誰一人戻ってきませんでした。

子供がいなくなってもなすすべのない街の住人達。
そんな中ビルや、ビルの仲間は次々とおかしな現象を見るようになったのです。

子供を連れて行っているのは、ピエロのペニーワイズです。
彼は27年ごとにこの街に現れます。
子供がいなくなっている今年は、前の事件からちょうど27年目だったのです。

ペニーワイズは街の子供の恐怖を求めて次々と子供達を襲っていたのです。
ビル達はペニーワイズに狙われていたのでした。

負け犬の逆襲

出典:IMDb

ペニワイズに立ち向かった子供達。
それは普段いじめられている子供達でした。

彼らは学校でいじめられる以外に、家に帰っても家族との問題も抱えています。

ビル:吃音症で、ジョージーがいなくなってから家族は崩壊
べバリー:町中に男好きという噂が立っていて、また父親からは性的虐待を受けている
ベン:転校生で友達がいなく、太っていることでいじめられる
スタンリー:ユダヤ系でラビの息子であることでいじめられる
エディ:病弱で潔癖症だが、それは過保護すぎる母親の影響
リッチー:度のきついメガネをかけたいじめられっ子
マイク:黒人であることから街から出ていけといじめられる

それぞれが居場所のない生活を送っている子供達ですが、彼らは一丸となってペニーワイズに立ち向かいます。

ペニーワイズを倒す前に自分の恐怖と向き合わなくてはいけません。
それは彼らの心の中にあるトラウマでもあります。
彼らが怖がれば怖がるだけ、ペニーワイズは喜び近づいてきます。

父親や母親だったり弟だったり、彼らが越えなければいけない壁。
それを克服することで初めて彼らは恐怖を感じなくなるのです。

一人では無理かもしれないけど、仲間のために友達のために進む負け犬達。
もう負け犬の姿はありません。
彼らは立派な勇者となってペニーワイズを倒し、いなくなった子供達を救ったのでした。

残念ながらジョージョーは戻ってきませんでしたが、ビルは弟が亡くなったことと自分なりに決着をつけたのです。
そしてそんなビルを仲間は暖かく抱きしめました。

27年後の約束

負け犬から大きく成長した彼ら7人。
この夏の経験は一生忘れることができないでしょう。

しかしこの町では27年ごとに事件が起きています。
彼らは約束します。
もし「IT」が生きていたら、27年後戻って来ようと。

そして2019年。
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編が公開されます。
あれから27年後の世界が描かれます。

大人になった7人のペニーワイズとの戦いが始まります。
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』日本では2019年11月1日公開です。

まとめ

ペニーワイズとの戦いは、恐怖に打ち勝ち自分のトラウマを乗り越える戦いでもありました。

負け犬と呼ばれる子供達が、自分の壁を越えて成長した夏休み。

学校に戻ったらまたいじめられるかもしれませんが、きっともう今までの彼らとは違うはずです。

この夏の経験がきっと彼らの支えになるでしょう。

そして27年後。

彼らはまた戻ってきます。

自分の恐怖に打ち勝ち大人になった7人は、今度はどんな敵と戦うことになるのでしょうか?

続編『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は2019年11月1日公開です。