不眠症で眠れない男が夜家を抜け出し向かった空港で、男たちから追われていた1人の女性を助けます。その女性はなんと宝石を密輸した女性でした。ひょんな事から事件に巻き込まれてしまった男性に安眠できるときは来るのでしょうか?
『眠れぬ夜のために』作品情報
タイトル | 眠れぬ夜のために(Into The Night) |
監督 | ジョン・ランディス |
公開 | 1985年5月3日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間55分 |
Rotten Tomatoes
『眠れぬ夜のために』あらすじ
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不眠症に悩むエドは、ある晩、当てのないドライブに出た。
彼の不眠症は、妻の浮気を目撃したこともプラスされて一層深まっていたのだ。
いつの間にか空港に向かっていた彼の車の前に、突然見知らぬ美女が出現した。
「追われている」と焦る彼女を車に乗せた彼は、共に4人の殺し屋に追われる身となった。
(出典:https://eiga.com/movie/47653/)
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ストーリーの整理
空港で4人の男に追われていた女性ダイアナを助けた不眠症の男エド。
このことがきっかっけで、エドはダイアナとともに男たちから逃げることになってしまいます。
なぜ追われ上いるか?
なぜ警察に行かないのか?
なかなか理由を聞いても答えないダイアナ。
しかも他の男から銃を突きつけられてしまったエド。
さすがに隠せないと思ったダイアナは追われている理由を話し始めたのでした。
なかなかダイアナを追いかけている男たちの正体や、突然出てくるデヴィッド・ボウイが演じる怪しげな男。
さらにはダイアナが助けを求める友人たちが多くて、ストーリーの展開が見えなくなってしまいます。
しかしダイアナの話を整理できれば、ストレートな物語だったのが『眠れぬ夜のために』でした。
ダイアナはハシという男性とともにイランの宝石を密輸しようとしていました。
ハシと伯母のシャヒーンは宝石を狙っていたのですが、ハシがシャヒーンに宝石を渡さずダイアナとともに逃げてしまったのです。
空港でハシを殺しダイアナを追いかけていた4人組の男たちは、シャヒーンの手下でした。
しかし宝石を狙っていたのはシャヒーンだけではありませんでした。
それがボウイが演じる男でした。
ダイアナが持つ宝石を狙う2つのグループ。
ダイアナは色んな人に助けを求めますが、誰も助けてくれません。
それはきっとダイアナの日頃の行いのせいかもしれません・・・・。
唯一助けてくれたのが、見知らぬ男エドだったのです。
キーマンとなる人物
行く場所のなくなってしまったダイアナとエドが、向かったのはダイアナは愛人だったジャックという男性の元でした。
突然連絡が途絶えてしまったジャックでしたが、実は彼は重病だったのです。
しかも奥さんが彼の元に戻って来ていました。
ジャックはダイアナの話を聞き全て解決してくれました。
空港で起こることを予想し、FBIにまで連絡してくれていました。
さらには2人にお金を渡し、新しい人生を送る準備もしてくれたのです。
最初からジャックの元に行けば、こんなに苦労せずにすんだのにと思ってしまいます。
ダイアナが宝石を預けた友達も殺されてしまっているので。
ただ、最初でダイアナはジャックに電話しましたが、奥さんが出たことでジャックの元に行けなくなっていました。
これがなければもう少しすんなりと話は進んでいましたが、その分ダイアナとエドは逃げ惑うことになりサスペンス要素が膨らみました。
まとめ
不眠症の男が事件に巻き込まれてしまう物語『眠れぬ夜のために』。
序盤に登場人物が次々と出てくるのでストーリーが分かりにくくなっていますが、ダイアナの話をきちんと整理できれば、分かりやすく単純な物語でした。
何が起こっているのかわからない展開は、主人公のエドの気持ちになることができます。
エドはなぜ眠れないのか?なぜ妻が浮気をしたのか?何が自分に起こっているのか?とわからないことだらけでしたが、事件が全て解決した時は眠れていました。
きっとこれからは安眠の日々が続くはずです。