ドラマ『大草原の小さな家』シーズン1第7話「おめでとうエミーおばあさん」あらすじと感想

一緒に住んでいたマディが亡くなったことで寂しさを覚えるエミーおばあさん。さらに自分の子供や孫たちと会えないまま人生が終わることに寂しさを募らせます。エミーおばあさんはマディのお葬式でローラの発言を聞いてあることを思いついたのでした。

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シーズン1第7話「おめでとうエミーおばあさん」


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80歳の誕生日を迎えたマディが、子どもや孫たちに会えないまま息をひきとった。

彼女と同居していた同い年のエミーは、葬儀の場での「生きているうちにお葬式をすれば、みんなにお別れが言える」というローラの言葉がきっかけで、自分のお葬式を計画する。

(出典:https://www9.nhk.or.jp/kaigai/daisougen/epi/episode.html?season1&epi7)

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家族と会えない寂しさ

80歳同士で同居しているマディとエミー。
彼女たちは一緒に住み始めて8年になります。

2人とも老いを感じながら生活をし、自分たちのこの先の人生が長くないことを感じ取っていました。
そんな二人にとっての心残りが家族と会えないことです。

子供に何度も手紙を出しても「残念だけど会えない」という返事しかきません。
マディの80歳の誕生日に娘に誕生日パーティーのお知らせを出しますが、返事はいつもと同じで「会えない」でした。

寂しさを募らせていたマディは、その手紙を読みながら人生に幕をおろしたのでした。
そんなマディを見ながらエミーは、自分も同じように家族に会えないまま亡くなってしまうのではと感じていました。

1番下の息子からは15年も音信不通です。
エミーはなんとか家族に会いたいと考えていました。

生きている間にお葬式をすればサヨナラを言える

マディの誕生日会にはこなかったのに、お葬式には現れたマディの家族たち。
それを見ていたメアリーやローラは、理不尽に感じます。
誕生日に来ていれば生きているうちの会えたのに、そんな思いを抱く子供達です。

そしてローラは「生きている間にお葬式をすればサヨナラを言える」と子供らしい考えを口にしました。
それを横で聞いていたエミーは、自分のお葬式を開くことにしたのでした。

確かに、お葬式は普段会わなかった人たちもたくさん集まります。
生きているうちは用事を作って会わないのに、死んだとなると急に集まります。
それが大人の常識だとエミーは言いますが、ローラの言葉を聞いて納得することがあったのです。

自分のお葬式を開くことにしたエミーはインガルス一家と先生に協力をお願いします。
流石にチャールズや先生は怒りますが、エミーの気持ちを聞くと協力するしかなくなりました。

信仰心の強いキャロラインなんかは大反対しますが、彼女もエミーに説得されてしまいます。
メアリーやローラはどこか楽しそうにその計画に参加します。
子供にとっては大人の常識なんか関係ないのです。
彼女たちにとっては「生きているうちに家族は会うもの」それが普通だからです。

 

アメリカの開拓時代の物語ですが、これは現代にも置き換えられます。
しかも家族の疎遠さはこの頃よりも、ひどくなっているのかもしれません。

確かにお葬式は亡くなってから開くものですが、生きているうちから会っていれば、亡くなっても寂しくないのかもしれません。
寂しさはあっても心残りはないはずです。

エミーは今回の偽のお葬式で子供や孫たちと会えました。
エミーの顔はとても嬉しそうでした。
だからきっと神様の嘘を許してくれるはずです。

 

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