映画『ザ・ロック』ネタバレ感想 二部構成の物語は2回のスリリングが味わえる

マイケル・ベイ監督の『ザ・ロック』。彼らしい爆発シーンと満載の物語は、元英国諜報員の脱走とアルカトラズへの侵入という2部構成になっている作品です。前半と後半で2度もド派手なシーンとスリリングを味わうことができる物語です。

目次

『ザ・ロック』作品情報

タイトル ザ・ロック(The Rock)
監督 マイケル・ベイ
公開 1996年9月14日
製作国 アメリカ
時間 2時間16分

Rotten Tomatoes

『ザ・ロック』あらすじ


ザ・ロック [Blu-ray]

(引用:MIHOシネマ

前半と後半の2部構成

前半

出典:IMDb

元英国諜報員のメイソン。
FBIに捕まった彼は幽閉されている状態でした。
彼は以前アルカトラズ島の刑務所に入っていて、脱走したことがありました。

絶対に脱獄できないと言われる「ロック」から脱獄したのは彼しかいませんでした。
ロック内で起きた事件を解決するためにはどうしてもメイソンの力が必要でした。

しかし彼は脱獄の天才です。
そう簡単に力を貸すわけはありません。
機会を失い逃げ出した彼とFBIとの派手なカーチェイスが始まったのでした。

メイソンを演じているのはショーン・コネリー。
メイソンは30年前凄腕の英国諜報員だったとされていますが、ショーン・コネリー自身も『007』では凄腕の英国諜報員を演じています。
30年前はまさしく『007』でジェイムズ・ボンドを演じていました。
ショーン・コネリーを元英国諜報員とした点は、ユーモアでもあります。

前半はメイソンがとFBIから逃げる物語です。
何十年もあっていない娘の元に向かったメイソン。
娘と再開しますが、FBIに見つかってしまいました。

ここまでが前半部分で、ここから物語は後半に突入するのです。

後半

出典:IMDb

後半はメイソンとFBIの科学兵器処理班のグッドスピードがSEALsとともに、アルカトラズへ侵入する展開となります。

前半の「逃げる」から今度は「侵入」へ矢印が反対になります。

アルカトラズで待っているのは、海兵隊員の英雄です。
この刑務所に仕掛けられたミサイルを止めるために、メイソンとグッドスピードは命をかけることになったのでした。

メイソンとグッドスピードという性格が正反対の二人、生きてきた人生も全く違う二人が手を取り合うことになります。
二人の共通点が「愛する子供」それだけでした。

たった1つの共通点だけでしたがそれが次第に二人の間に絆を作り、愛知る子供を守るためアメリカ国民の命を救うために諦めずに戦い続けました。

アルカトラズ

出典:IMDb

メイソンとグッドスピードが侵入したアルカトラズ
ここはサンフランシスコ湾内にある島で、1963年連邦刑務所として使われていました。
今でも当時の建物は残っていて、現在は映画の中のように観光地となっています。

アルカトラズに収容されていたのは凶悪犯ばかりでした。

ドン・シンプソン

出典:IMDb

『ザ・ロック』のクレジットの最後に、「ドン・シンプソンの思い出に捧げる」という言葉が出てきます。

ドン・シンプソンは『ザ・ロック』のプロデューサーでしたが、1996年1月に亡くなってしまい映画の公開を見ることができませんでした、。

彼は同じく『ザ・ロック』のプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーとともに、多くの作品を手がけてきました。

『フラッシュダンス』『トップガン』『ビバリーヒルズ・コップ』など数々のヒット作品を製作しています。

この二人が作る作品はこの『ザ・ロック』が最後となっていましました。
映画史に名を残す作品を手がけたドン・シンプソンへの敬意が最後のクレジットに込められていたのです。

まとめ

ショーン・コネリーとニコラス・ケイジがコンビを組んだ『ザ・ロック』。

マイケル・ベイ監督らしいカーチェイスが見どころの前半と、島という逃げ場のない場所でのスリリングな戦いを描いた後半の2部構成の作品となっています。

ひ弱なニコラス・ケイジとジェームズ・ボンドを思い出させるショーン・コネリーの正反対コンビは真面目なのにどこか笑える不思議なコンビになっていました。

 

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