映画『風と共に去りぬ』あらすじと解説 スカーレット・オハラの愛したタラとは?


世界中で愛される名作『風と共に去りぬ』。南北戦争を生き抜いた1人の自由気ままな女性の物語です。多くの男性を翻弄し続けてスカーレットでしたが、彼女が最後まで愛し続けたのはタラでした。


 

『風と共に去りぬ』作品情報

タイトル 風と共に去りぬ(Gone with the Wind)
監督 ヴィクター・フレミング
公開 1952年9月4日(日本)1939年12月15日(アメリカ)
製作国 アメリカ
時間 3時間58分

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『風と共に去りぬ』あらすじ


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19世紀半ばのジョージア州タラ。

大地主オハラ家の長女スカーレットは、パーティー会場で出会ったレット・バトラーに反発しながらも惹かれてゆく。

やがて南北戦争が開戦。

スカーレットは時代の波に翻弄されながらも、力強く生き抜いてゆく…。

(出典:https://video.unext.jp/title/SID0014327)

南北戦争時の南部

Wikipedia

『風と共に去りぬ』の舞台のジョージア州。
ジョージア州の州都はアトランタで、南北戦争のときに激しい戦いが行われた場所でもあります。

このアトランタを舞台にした物語『風と共に去りぬ』では、南北戦争に翻弄される女性スカーレット・オハラが主人公になっています。

1861年〜1865年の間に起こった南北戦争は、アメリカの南部と北部の戦争です。
奴隷制度を反対する北部に対して奴隷制度を存続させたい南部。
南部の11の州が奴隷制度存続を求めてアメリカ合衆国から脱退し、アメリカ連合国を作ります。
ジョージア州の11の州の1つでした。

南部が奴隷を存続させたかった理由の1つは、綿花農場とも言われています。
南部の経済を発展させていた綿花農場。
『風と共に去りぬ』の中でも冒頭で大きな綿花のプランテーションが登場します。
この綿花では働いていたのが奴隷だったのです。
綿花の生産のためにも南部のプランテーションには奴隷が必要だったため、奴隷制度存続を訴えていたのでした

1860年に大統領に就任したリンカーンにより、始まった南北戦争。
一進一退の状態が続いていましたが、次第に北軍が優位に立ち始めます。

北軍はジョージア州にも攻め込んでき始めます。
それが1864年のアトランタの戦いでした。
映画の中でもアトランタにいたスカーレット達は大砲の音を近くで聞くなど、次第に北軍が攻め込んできている状況が描かれていました。

激しい戦いとなったアトランタの戦いでしたが、最終的にアトランタは陥落しますがこれが北軍の勝利に大きく近づくことになってのでした。


 

スカーレットの愛したタラ

出典:IMDb

わがままなお嬢様スカーレット・オハラ。
その美貌を武器に多くの男性を虜にして行きます。

彼女自身はアシュレーを愛していましたが、アシュレーが他の女性と結婚することになりショックを受けます。
そしてそこから彼女の自由気ままで我がまなな生活が始まるのでした。

多くの男を翻弄してきたスカーレットでしたが、彼女が最初から最後まで愛していたのは彼女が生まれ育った故郷タラでした。

タラとはオハラ家が経営していた農園のことです。
「この世で頼りになる唯一のものが土地だ。土地は永遠に残る」と父親もスカーレットに教えます。

父親の誇りでもあったアイルランド人の血筋。
オハラ家はアイルランド移民としてアメリカにやってきていたのです。

アイルランドにあるタラの丘
神聖な場所とされているタラの丘は、ケルト人の聖地とされている場所です。

スカーレットの父親はアイルランド人にとって神聖な場所の名前を自分の農園に名付けたのでした。
それは彼自身が言っている通りアイルランド人としての誇りだったのです。

そして最初はタラに何も思いのなかったスカーレットでしたが、彼女はこのタラを愛し続けこの場所に戻るのでした。

「土地は母親でもある」と言っていた父親の言葉通り、移民にとってはここが自分たちの始まりでもあったのです。

そんな自分のルーツを最後まで愛したスカーレット。
傷つきボロボロになった時いつもこの場所を求めたのでした。

まとめ

いまの時代に見るとスカーレットの生き方に共感できるかどうかは分かりませんが、あの時代をたくましく生き抜いた1人の女性であることは間違いありません。

時代は変化し続けるのでその時代により女性像も変わって行きます。

それでも『風と共に去りぬ』が名作と言われるづけるのは、1939年にこれだけの超大作を作り上げたことにあるのでしょう。

世界中で愛される作品の1つである『風と共に去りぬ』。

映画好きな方であればぜひ見るべき1本です。


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