映画『ラスト・ボイースカウト』あらすじとネタバレ どん底から這い上がる男達の物語

トニー・スコットが監督を務めブルース・ウィリスが主演を務めた映画『ラスト・ボイースカウト』。どん底に落ちてしまった男二人が正義のために駆けずり回る物語になっています。男同士の友情と夫婦さらには親子の関係まで描いた作品です。

 

目次

『ラスト・ボイースカウト』作品情報

タイトル ラスト・ボイースカウト(The Last Boy Scout)
監督 トニー・スコット
公開 1991年12月21日
製作国 アメリカ
時間 1時間45分

Rotten Tomatoes

『ラスト・ボイースカウト』あらすじ


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ジョー・ハレンベックは、身を呈してカーター大統領の命を救った事もある元シークレット・サービスだったが、今はしがない私立探偵で、妻子から軽蔑されるほど落ちぶれていた。

ダンサーのコリーの身辺警護を仕事仲間が持ち込んできたが、女房のサラと密通していたそいつは、ジョーの家の前で車ごと爆死する。

一方、コリーの情夫、元プロフットボーラーのジミー・“フラッシュ”・ディックスは、妻子を事故で失った傷も癒えぬまま、麻薬と賭博でリーグを追われ、人生に何の目標も持てぬまま日々を送っていた。

警護に就いたジョーを何者かが襲う。辛くも相手を倒し、コリーの元に駆けつけるジョーだったが、一歩遅く、ジョーとジミーの目前でコリーは何者かに殺されてしまう。

いま、二匹の負け犬が共通の敵に向かってがっちりとスクラムを組んだ。

しかし、予想以上に敵は大きく、その野望が二人の前に立ちはだかる。

(出典:http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=24601)

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どん底に落ちた男達の物語

出典:IMDb

シークレットサービスとして働き大統領の命も守った男ジョー。
正義感の強さから議員を殴ってしまい首になり、今は私立探偵でなんとか生活しています。

一方、ジミーはもとNFLのスーパースターでしたが、怪我と家族を失ったことで薬に走ってしまいNFL選手を首になってしまいました。

頂点から一気にどん底に落ちた男二人が相棒となり、事件を解決していく物語が『ラスト・ボイースカウト』です

監督はトニー・スコット。
『トップ・ガン』や『デイズ・オブ・サンダー』でも描いたどん底に落ちた男が這い上がるストーリーに定評のある監督です。

そして脚本は『リーサル・ウェポン』で脚本を務めたシェーン・ブラックが書いています。
彼は白人と黒人の相棒という演出で大成功した脚本家です。
そんな彼の描くジョーとジミーの行動は、『リーサル・ウェポン』のリッグスとマータフのコンビのようです。

王道のパターンで大成功を収めたスタッフによる『ラスト・ボイースカウト』。
「どん底に落ちた男」X 「相棒」という当時のハリウッドの成功の方程式で作られた映画になっています。

 

友情・親子・夫婦の物語

出典:IMDb

頂点から落ちてしまった男同士が事件を解決していくアクション映画が『ラスト・ボーイスカウト』ですが、男同士の物語以外にも父と娘の物語、さらに夫婦の物語も描かれています

娘のダリアンは父親が大っ嫌いな13歳の少女でした。
父親の前で汚い言葉を使いまくり、父親を喧嘩ばかりしています。

そんんダリアンでしたが、父親の窮地を救ったのも彼女でした。
昔は父親を尊敬していたダリアン。
父親の落ちぶれていく姿を見て、父親を嫌いになっていました。
それでも心のどこかで尊敬する父親に戻って欲しいと思っていたダリアンは、ジョーを探すジミーに勝手について行きます。

父と一緒に事件に巻き込まれていくうちに父の強さを見たダリアン。
いつしか彼女は昔のように父親を尊敬するようになっていました。

妻のサラも落ちぶれていく夫を見るのが辛いのと家にいない夫に不満を持ち浮気をしてしまいます。

ジョーとの関係はなかなか元のようには戻りませんが、娘を守り事件を解決した夫をもう一度愛するようになっていました。

どん底に落ちた男には家族がいました。
男だけのことではなくそれを近くで見ていた家族にも焦点を当てた物語となっているのが『ラスト・ボイースカウト』です。

まとめ

1980年代後半にハリウッドで大成功を収めた監督と脚本家がタッグを組んで作られた『ラスト・ボイースカウト』。

ハリウッドの王道パターンに乗って作られた作品なので、わかりやすいストーリー展開になっています。

さらにそこに親子と夫婦の関係も加えたくさんの要素が詰まった作品になっていました。

もちろん派手なアクションも満載の『ラスト・ボーイスカウト』。

飽きることなく見ることができる作品です。

 

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