映画『アリスのままで』あらすじとネタバレ スピーチに込められた本当の思い


若年性アルツハイマーを患った女性の物語『アリスのままで』。「なくす技」を日々覚えながらも失っていくことの恐怖と戦う彼女の姿に心打たれます。そして彼女を支えようとする家族の苦悩も描かれていました。

『アリスのままで』作品情報

 

タイトル アリスのままで(Still Alice
監督 リチャード・グラツァー/ワッシュ・ウェストモアランド
公開 2015年6月27日
製作国 アメリカ
時間 1時間41分

Rotten Tomatoes

『アリスのままで』あらすじ


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ニューヨーク、コロンビア大学で教鞭をとる50歳の言語学者アリスは、講義中に言葉が思い出せなくなったり、ジョギング中に自宅までの道がわからなくなるといった事態が続く。

やがて若年性アルツハイマー症と診断され、家族の介護もむなしく、アリスの記憶や知識は日々薄れていく。

そんなある日、アリスは記憶が薄れる前に自らパソコンに残したビデオメッセージを発見し、自分が自分でいられるために、画面の中の自分が語ることを実行しようとする。

(出典:https://eiga.com/movie/81382/)

全てを失うことへの恐怖

大学で教えている言語学者のアリス。
彼女はある日突然若年性アルツハイマーだと診断されてしまいます。

その日から始まる記憶を失うことの恐怖。
単にものを忘れることではなく、彼女が築いてきた全てを失うことになってしまうのです。

愛する家族、キャリアなど。
これまで自分が歩いてきた自分の人生を全て失うことになってしまうアリス。
彼女は日々の生活の中でそんな恐怖と戦っていました。

頭脳明晰だっただけに人間としての機能を失っていく自分を愛する事が出来ないアリス。
彼女は来る日のために、どうすべきなのか準備していました。
そしてその時は、誰にも迷惑をかけずに一人でこの世を去っていくことを決めていたのです。

しかしそんなことも忘れてしまう日々の中。
家族の愛情に支えられながらアリスの思いは少しずつ変わり始めていました。

そしてその思いを彼女はスピーチで述べたのです。

瞬間を生きるために

日々物事を忘れていく恐怖と戦いながら、アリスが学んだこと。
彼女はその思いを認知症介護の会議でスピーチしました。

彼女は物を忘れていく自分の行動をエリザベス・ビショップの詩から引用し「なくす技を日々習得しています」と表現しました。

最初は学者っぽく難しい言葉で述べようとしていたアリスでしたが、娘リディアのアドバイスもあり自分の気持ちを伝えることにしたのです。

物を忘れることに腹がったりするけれど、それでも自分が生きている。
記憶を失ってしまうことは悲しいことだけど、喜びと幸福に溢れた瞬間があること。

彼女は病気になって感じたことを言葉にしました。
世界の一部であり続けるために、瞬間を生きている

苦しんでいるのではなくて闘っている。
彼女はこうみんなに伝えました。

記憶は失ってしまうけど、瞬間瞬間であれば喜びも幸せも感じる事ができるのです。
そしてその瞬間が続けば、幸せで生き続ける事ができるのです

そんなことをこのスピーチから感じました。

まとめ

若年性アルツハイマーになってしまった女性を描いた『アリスのままで』。

日々の恐怖に怯えながらも、幸せを感じる方法を見つけ出しました。

瞬間を懸命に生きる。

今の彼女にはそれしか出来ません。

子供のようになっていくアリスですが、リディアが読んだ話から「愛」を感じ取っていました。

愛の瞬間が続けば、彼女はずっと幸せのままでいられるのです。

 

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