20年ぶりの続編となった『ランボー/最後の戦場』。国や唯一信頼できる人のために戦って来たランボーが、今度は見知らぬ人のために戦います。そしてそのランボーが戦った現場は、シリーズで1番残酷な現場でもありました。
『ランボー/最後の戦場』作品情報
タイトル | ランボー/最後の戦場(Rambo) |
監督 | シルヴェスター・スタローン |
公開 | 2008年5月24日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間32分 |
Rotten Tomatoes
『ランボー/最後の戦場』あらすじ
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タイとミャンマーの国境付近でミャンマー軍事政権によるカレン族の迫害が激化。
タイ辺境のジャングル地帯で暮らすランボーは状況を知りつつも静観の構えを見せていたが、ある事件をきっかけに再び戦いの中に身を投じていく。
(出典:https://eiga.com/movie/53120/)
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タイで静かに暮らすランボー。
そこに現れたのが、ミャンマーでボランティア活動を行う団体でした。
彼らはミャンマー軍に苦しめられているカレン族の人たちのもとへ行き、ボランティア活動を行な王としていました。
ランボーに船でミャンマーまで乗せて行って欲しいとお願いしますが、ランボーは断ります。
しかしボランティア団体の女性サラの説得で、彼らを現地まで船で連れて行ったのでした。
現地で分かれますが、彼らは村に着くなりミャンマー軍に襲われてしまい、拉致されてしまいました。
彼らを救出するために現場に向かった傭兵達。
ランボーはその傭兵とともに、ボランティアのメンバーを救出に向かったのでした。
シルヴェスター・スタローン
20年ぶりの続編となった「ランボー」。
ついに今作『ランボー/最後の戦場』では、シルヴェスター・スタローン自身が監督を務めました。
前作で「最も過激な映画」という評価を受けましたが、今作はそれを上回るほどの過激な内容になっていました。
ランボーと傭兵達が向かったミャンマーで待ち受けたいたのは、残酷な現場でした。
数々の戦場を経験した傭兵ですら「こんな現場は一度も見たことない」というくらいひどい現状です。
そんな戦場でボランティアの団体を救出するランボー。
今までの荒削りな感じはなくなていますが、落ち着き払った様子が逆に怖かったです。
冷静に自分の任務をこなしていくランボー。
いくつもの苦しみや悲しみを背負った男の怒りがこもったシーンでもありました。
シルヴェスター・スタローン自身は『ランボー/最後の戦場』が残忍な映画となったのは、「現実を描いたからだ」と言っています。
なんども目を背けたくなるシーンが出てくる戦場での戦いでした。
現実を描いた『ランボー/最後の戦場』
シルヴェスター・スタローンが「現実に起きていることを描いた」という『ランボー/最後の戦場』。
冒頭のニュースシーンでは現実にミャンマーで起こっていることが流れます。
ミャンマーでで起きている内戦。
1948年にイギリスから独立したミャンマー。
独立当初は山間部に住むカレン族も政治に介入していましたが、その後政府はカレン族を政治から追い出します。
さらに政府軍はカレン族に攻撃を仕掛けて来ました。
それ以来続いているのが、ミャンマーで起こっている政府軍とカレン族の内戦です。
シルヴェスター・スタローンはミャンマーで起こっている現実を、『ランボー/最後の戦場』でリアルに描いたのでした。
まとめ
見ていると胸が苦しくなってくる映画『ランボー/最後の戦場』。
それは現実に起こっていることだと思うと、悲しくなって来ます。
シルヴェスター・スタローン自身がメガホンを取って、私たちに伝えたっかことが詰まっている作品です。
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