映画『勇気ある追跡』あらすじとネタバレ アカデミー賞主演男優賞を受賞したジョン・ウェイン

2010年にコーエン兄弟の『トゥルー・グリット』としてリメイクされた『勇気ある追跡』。西部劇の名作とも言われるこの作品で、主演のジョン・ウェインはアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。

目次

『勇気ある追跡』作品情報

タイトル 勇気ある追跡(True Grit)
監督 ヘンリー・ハサウェイ
公開 1969年6月21日
製作国 アメリカ
時間 2時間08分

Rotten Tomatoes

『勇気ある追跡』あらすじ


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1880年代のアーカンソン州。

マティは両家の子女にも似ず、気の強い、だが、かわいい少女だった。

そんな彼女の父親が、雇人のトムに殺された。マティはためらわず復讐を決意。

といっても、1人では、とても無理。

そこで雇ったのが大酒飲みで片目のコグバーンと、若くてハンサムなテキサス・レンジャーのラ・ボーフだった。

(出典:https://eiga.com/movie/50285/)

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父親を雇い人に殺されてしまった14歳の少女マティ。
犯人のトムは先住民居留地に逃げ込んでしまい、警察官では捕まえることができません。

そこでマティは連邦保安官のルースター・コグバーンにトムを捕まえるようにお願いします。
ルースターは連邦保安官でしたが、常にお酒を飲んでいる荒くれ者でした。

一方、テキサスレンジャーのラ・ボーフもトムを捕まえようとしています。

ルースターとラ・ボーフはトムを捕まえに行くことにしますが、子供のマティを連れて行こうとしません。

彼女を置いて勝手に出発しますが、マティはどこまでも追いかけて行きます。

マティの根性を見直したルースターは、彼女が一緒に行くことを認めてくれたのでした。

アメリカの英雄ジョン・ウェイン

出典:IMDb

『勇気ある追跡』で主演を務めたのはアメリカの英雄と呼ばれるジェン・ウェインでした。
多くの戦争映画や西部劇に出演し、英雄の役を演じたことで彼は「アメリカの英雄」と呼ばれていました。

特にジョン・フォード監督の作品には多く参加し、『駅馬車』で人気俳優となりました。

数々の英雄を演じながらもオスカーを手にすることができなかったジョン・ウェインですがこの『勇気ある追跡』で念願のアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。

劇中ではお酒に溺れれ家族のいない男を演じていますが、少女マティの根性に魅了されいつしか友情を気づく関係となっていました。

前半はダメ親父を演じていますが、ラスト1人で4人の男たちと対決するシーンは緊張感と迫力があり銃さばきがとてもかっこいいです。

さすが西部劇スターだなと思うシーンでもありました。

原作「トゥルー・グリット」


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『勇気ある追跡』の原作はチャールズ・ポーティスの小説「トゥルー・グリット」です。

原作とは若干内容が異なり、特にラストの少女マティの描写が違います。
原作に忠実に作られたのが、2010年にリメイクされたコーエン兄弟が監督の『トゥルー・グリット』です。


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2010年版の映画もかなり高い評価を得た作品です。
1969年版と2010年版の2つを見比べてその違いを楽しむのもいいかもしれません。

まとめ

西部劇スターであり、アメリカの英雄と言われるジョン・ウェインが演じた『勇気ある追跡』。

父親の復讐を願う少女マティと2人の厄介の男が、旅を通して心を通わせる様子が描かれています。

主演のジョン・ウェインの存在感に負けないくらい、大人の男2人を黙らせるマティの勇気と優しさに惚れ惚れしてしまいます。

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