マリーと幸せな日々を過ごしてた元CIA工作員のボーンは、毎晩悪夢に悩まされていました。何度も見る同じ夢には、トレッドストーンの上司コンクリンが出てきます。悪夢の意味は何なのか?その答えが分かった時、ボーンは自分の過去を知ることになるのです。
『ボーン・スプレマシー』作品情報
タイトル | ボーン・スプレマシー(The Bourne Supremacy) |
監督 | ポール・グリーングラス |
公開 | 2005年2月11日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間48分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
犯人に仕立てらたジェイソン・ボーン
インドでマリーと過ごしていたはずのジェイソン・ボーン。
しかしなぜかベルリンで起きた事件の犯人に仕立てられてしまいます。
しかも命を狙われ、愛するマリーを失ってしまいます。
一体なぜジェイソン・ボーンは命を狙われたのか?
それは彼の最初の任務が関係していました。
[box class=”red_box” title=”7年前”]・CIAの2千万ドルがモスクワ経由で送金中に消失
(実はCIAのアボットがロシアの石油会社のCEOグレツコフにお金を渡していた)
・CIAはロシアの政治家ネスキーから犯人はCIA内部のスパイだという情報を得る
・アボットはコンクリンにトレッドストーンの兵士を使ってネスキーを殺害することを指示
・コンクリンから指示を受けたボーンはネスキー夫婦を殺害し、妻が夫を殺して自殺したように見せかけた(ジェイソン・ボーンの最初の任務)[/box]
[box class=”red_box” title=”7年後”]・情報屋がネスキー殺害に関するファイルをベルリンで渡すと、CIAの諜報員に連絡する
・アボットはグレツコフに連絡し、殺し屋を雇い諜報員と情報屋を殺す
・ボーンの指紋を残しボーンを犯人に仕立て上げ、さらにボーンを殺害しようとする[/box]
これがボーンが犯人に仕立てられた経緯になります。
ロシアの石油会社のCEOグレツコフは、アボットと組みCIAのお金を使って石油の権利を手に入れました。
これがロシアの政治家ネスキーにバレてしまいます。
グレツコフにとっては石油私有化を批判するネスキーは邪魔な存在です。
コンクリンは最初の任務としてボーンにネスキーを殺されたのです。
しかしこれは極秘任務だったので、記録に残されていませんでした。
さらに2年前コンクリンは、アボットによって殺害されています。
アボットにとってはボーンさえいなくなれば、自分の罪がバレずにすみます。
ただしボーンは最初の任務でネスキー夫妻を殺害したことが忘れられず、悪夢として記憶の断片が残り続けていました。
そして自分を陥れた犯人を探すうちに、記憶が戻り自分の過去の過ちを知ることになったのです。
「スプレマシー」の意味は?
「ボーン」シリーズの2作品目にあたる『ボーン・スプレマシー』。
スプレマシーとはどう意味でしょうか?
supremacy:主権、支配権、優位、優越性
映画の内容から考えると、ボーンの主権、ボーン自身の権力ということになります。
ボーンはインドでひっそりと暮らしていましたが、命を狙われ恋人を殺されてしまいました。
さらに殺人事件の容疑者とされてしまい、CIAに追われてしまうのです。
知らないうちに殺人犯にされ最重要容疑者にされてしまったボーン。
どこに行っても追いかけられ自由はありません。
自分の容疑を晴らし自分自身を取り戻すための、ボーンの戦いが始まりました。
『ボーン・スプレマシー』は、ボーンが自分自身を取り戻そうとする物語だったのです。
そして最後に彼は、自分の本名デビッド・ウェッブという名前と自分の本当の生年月日を取り戻したのです。
まとめ
暗殺者であったために、何度もCIAに追われることになってしまうボーン。
しかも本名はジェイソン・ボーンではないことが分かりました。
誰にも追われない人生を送りたいボーン。
今回の戦いでボーンは自由を手に入れることができたのでしょうか?
それともまだまだCIAとの戦いは続くのでしょうか?