映画『スター誕生』(1954年) 『アリー/スター誕生』との共通点は?


2018年に公開された『アリー/スター誕生』は『スター誕生』としては4回目のリメイクに当たる作品でした。なぜこんなにも『スター誕生』はリメイクされるのでしょうか?1954年版の『スター誕生』と比較してみたいと思います。

『スター誕生』作品情報

タイトル スター誕生(A Star Is Born)
監督 ジョージ・キューカー
公開 1955年5月15日
製作国 アメリカ
時間 2時間34分

Rotten Tomatoes

『スター誕生』のあらすじ

4回リメイクされている『スター誕生』は、どれも基本的なプロットは同じです。

売れない女優や歌手が、すでに成功している男性のスターに見出されてスターになっていきます。

しかし男性の方は女性がスターになっていくのに対して、アルコールに走りどんどん落ちぶれてしまうというの物語です。

そして最後には悲劇が起こります。

過去の『スター誕生』をみたことがある人は、結末を知っています。

それでも『スター誕生』は時代ととも変わりながら、作られています。

『アリー/スター誕生』は歌手としての物語でしたが、1954年版の『スター誕生』は女優の物語です。

しかもミュージカル女優という設定になっていました。

主人公のエスターは、ハリウッドスターのノーマンに見出されて女優として成功していくのでした。

『アリー/スター誕生』との共通点

プロットが同じなので物語もほとんど同じなのですが、1954年版の『スター誕生』と『アリー/スター誕生』には似ているセリフがあります。

出典:IMDb

1つは鼻についてです。

1954年版の『スター誕生』で新人女優となったエスタは、メイクをする時に「問題は鼻だな」と言われます。

エスタは鼻が低いと言われ、鼻を高く見せるための物を付けられてしまいました。

同じようセリフが『アリー/スター誕生』でもまりました。

アリーは「鼻が大きからデビューできない」とジャックの言います。

昔からハリウッドでは「鼻」について言及されていたんだなと思いました。

どちらの映画も男性はありのままの女性の顔を受け入れているのも、共通していました。

もう1の共通点は男性側のセリフです。

ノーマンが初めてエスターに会った後別れる時、エスターを呼びます。

振り返ったエスターを見てノーマンは「顔が見たかっただけ」と言います。

これは『アリー/スター誕生』でも全く同じです。

さらにラストで死を覚悟したノーマンが、振り返ったエスターに同じように「顔が見たかっただけ」というのも『アリー/スター誕生』にありました。

出会った時と別れの時が同じセリフというのは、見ていてとても切なくなってしまうシーンでもありました。

『スター誕生』写真

1954年版の『スター誕生』は前半ところどころ写真が入ります。

最初は演出なのかと思っていましたが。度々起こるのでおかしいなと思って調べてみました。

すると1番最初に劇場公開された時は154分で公開されたのですが、オリジナル版は181分あります。

昔の作品でオリジナル版の足されたシーンの映像が残ってなく、写真を入れてつないでいたのです。

画面は写真になりますが、音声は残っていたようでそのまま流れます。

最初は演出なのかと思うくらい違和感がなく、気がつきませんでした。

それだけ時代を感じる映画でもあります。

他の1937年版、1976年版の『スター誕生』も見て、それぞれを比べてみたいなと思っています。


スタア誕生 [DVD]


スター誕生 [Blu-ray]