ドラマ『シャーロック』シーズン1第1話「ピンク色の研究」原作「緋色の研究」と比べてみた


現代に蘇ったシャーロックを描いたドラマ『シャーロック』。世界中で愛されているシャーロック・ホームズとジョン・ワトソンが、なんと2010年に現れ次々と事件を解決していきます。スマホやパソコンを使って事件を解決するシャーロックの姿が見れる物語。ここではシーズン1第1話「ピンク色の研究」を見ていきましょう。

ドラマ『シャーロック』作品情報


【Amazon.co.jp限定】SHERLOCK/シャーロック シーズン1  [DVD]

タイトル シャーロック(Sherlock)
放送 2010年〜2017年
シーズン シーズン1〜シーズン4
製作国 イギリス

Rotten Tomatoes

「ピンク色の研究」と「緋色の研究」

シーズン1第1話「ピンク色の研究」。
それはタイトルからも想像できる通り原作小説「緋色の研究」を元にしたドラマになっています。

このも音語りはシャーロック・ホームズとワトソンが出会うところから始まりますが、ドラマもまさしく2人が出会うところから始まります。

ホームズとワトソン

初めて出会ったのにホームズが次々と自分のことを言い当てるのに驚くワトソン。

原作ではホームズはワトソンを見るなり「アフガニスタンに行っていましたね?」と言い、ワトソンを驚かせます。

一方「ピンク色の研究」ではホームズに「アフガニスタンとイラクどっちに行っていた?」と聞かれ「アフガニスタン」と答えいますが、戦地にいたことを当てられもちろんワトソンは驚いています。

どちらもワトソンは軍医としてアフガニスタンに行っていましたが、2つのアフガニスタン戦争時代が違います。

原作は1878年に勃発した第二次アフガニスタン戦争で、ドラマ版は2001年のアメリカ同時多発テロ事件以降の、アフガニスタン紛争のことです。

2003年にはイラク戦争が始まっているので、ホームズは「アフガニスタンかイラクどっち?」と聞いたわけです。

ちなみに原作ではワトソンは戦地で肩を撃たれた後、腸チフスにかかりボロボロの体で帰国しています。

一方ドラマでは戦地で左肩を撃たれ負傷しますが、脚に関しては戦地でのトラウマが原因になっていました。
途中でホームズと街中を走り回ったときには、杖を忘れ普通に走ることができます。

ドラマ版ワトソンはホームズのおかげで、杖を手放すことができたのです。

さらにホームズはタクシーの中でワトソンの持ち物から彼の家族関係を読み解いていますが、これは原作だと『四つの署名』で描かれています。

ドラマ版はスマホから推理をしていましたが、原作ではワトソンの持っていた懐中時計から推理していました。

時代設定

原作は1887年に出版された物語で、ドラマは2010年にスタートしました。
ドラマは2010年のロンドンにシャーロック・ホームズとジョン・ワトソンが生きていたという設定になっています。

なのでドラマ版は原作小説と違い、シャーロックはスマホやパソコンを駆使しながら事件を解決していきます。

特に「ピンク色の研究」では、シャーロックはスマホを巧みに利用して事件を捜査していきます。

さらに1887年のホームズはも馬車に乗っていますが、2010年ではタクシーに乗っています。
この辺もうまく原作の物語を現代版に変えている点です。

RACHE

今回の事件で大きなヒントとなる「RACHE」という文字。
これは殺された人物が残したダイイングメッセージです。

原作では「レイチェル(RACHEL)」という名前を書こうとしたのでは?と警察は推理しますが、ホームズはあっさりと「ドイツ語で復讐という意味だ」と言いました。

「ピンク色の研究」にもこのダイイング・メッセージ「RACHE」が登場します。
ただし、原作とは逆の展開に。
捜査員が「ドイツ語で復讐だ」と言いかけますが、ホームズは「レイチェル」という女性の名前だと推理します。

さらに後半この「レイチェル」という文字は、大きな意味を持ってくることになるのです。

 

「ピンク色の研究」とその他

シーズン1第1話「ピンク色の研究」には「緋色の研究」以外には出てこない人物がいきなり登場します。

それはホームズの兄マイクロフトとさらにホームズの強敵となるモリアーティです。

「緋色の研究」の後に書かれた小説で2人は登場するのですが、ドラマ版ではいきなり2人とも登場します。

モリアーティに関しては誰なのかは分かりませんが、ホームズに注目している人物として殺人犯が口にしています。

しかもこのモリアーティが犯人のスポンサーでもありました。

小説ではホームズの前に現れる強敵がモーリアティですが、果たしてドラマ版でもモリアーティはホームズを苦しめる存在になるのでしょうか?

まとめ

2010年に蘇ったシャーロック・ホームズを描いたドラマ『シャーロック』。

ホームズとワトソンは現代でスマホとパソコンを駆使しながら、警察も頭を抱える難事件を解決しました。

今回はシーズン1第1話「ピンク色の研究」と原作「緋色の研究」を比べてみましたが、この先シャーロックがどんな活躍を見てくれるのか、ワクワクしてしまいます。

もちろん次のエピソードも原作と比べてみます。