ルイス・キャロル原作の児童小説をアニメにした映画『ふしぎの国のアリス』。原作通りある日アリスは不思議の国に迷い込んでしまいました。不思議の国でアリスが遭遇する変わった動物や話す草花や、不思議な人間達。それはルイス・キャロルがアリスという少女に書いた物語の世界の住人達だったのです。
『ふしぎの国のアリス』作品情報
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タイトル | ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland) |
監督 | クライド・ジェロニミ/ハミルトン・ラスク/ウィルフレッド・ジャクソン |
公開 | 1953年8月19日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間15分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
原作『不思議の国のアリス』
ディズニーアニメ『ふしぎの国のアリス』の原作小説は1865年に出版されたルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』です。
オックスフォード大学のクライストチャーチ・カレッジで数学の講師だったルイス・キャロル。
彼はクライスト・チャーチ・カレッジの寮に住んでいましたが、1856年寮長の家を訪ねたときに寮長の3人の娘に出会います。
その3人の娘の中の次女がアリスという名前の少女でした。
ルイスは3姉妹に物語を聞かせるようになります。
その中の1つがこの『不思議の国のアリス』だったのです。
自分が登場する物語が大好きだったアリスは、ルイス・キャロルに物語を書いて欲しいとお願いします。
アリスの願いを聞きれたルイス・キャロルは1864年のクリスマスに、『不思議の国のアリス』をプレゼントします。
その物語を読んだ知り合いが出版を勧め、1865年に児童書として出版されました。
アニメ『ふしぎの国のアリス』
ディズニーが製作したアニメーション『ふしぎの国のアリス』は原作小説に基づいた物語になっています。
アリスが白うさぎを追って不思議の国に迷い込む様子や、ワンダーランドで出会う住人達は原作にも登場します。
[box class=”pink_box” title=””]・白うさぎ
・ドードー
・チェシャ猫
・マッドハッター
・3月うさぎ
・ネムリねずみ
・ハートの女王[/box]
どれも『不思議の国』に住む住人達でした。
ちなみにドードーという鳥は、原作者のルイス・キャロルは自分のことをモデルにしているようです。
ルイス・キャロルとはペンネームで彼の本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンと言います。
この苗字のドジソンというのからドードーを登場させたようです。
アニメ『ふしぎの国のアリス』には上記以外の住人達も登場します。
[box class=”pink_box” title=””]・双子のディーとダム
・おしゃべりするお花達[/box]
実はこの登場人物達は『不思議の国のアリス』ではなく、その続編の1871年に出版された『鏡の国のアリス』に登場する人物達なのです。
ディズニーアニメ『ふしぎの国のアリス』は、ルイス・キャロルが書いた2つの物語から特徴的で有名な住人達を登場させている作品だったのです。
さらに原作にはたくさんの詩が登場しますが、アニメの中では詩を歌に変えて世界観を伝えてます。
愉快な住人達が歌う歌はアニメと重なり、ワンダーランドという世界をより分かりやすく伝える物になっていました。
まとめ
ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』を原作にしたディズニーアニメ『ふしぎの国のアリス』。
それはルイス・キャロルがアリスに送った物語を、再現した映像になっていました。
1862年にルイス・キャロルがオックスフォード大学の緑の中で、アリス達姉妹に語った物語。
のちにそれは世界中で愛される文学小説となり、さらにはいつの時代の子供にも愛される映画となって今も語り継がれているのです。