映画『アンストッパブル』嘘のような本当の話 無人列車暴走事故


無人の列車が暴走し始めた。時速114kmで走る列車には有毒物質も積まれていました。嘘のような本当の出来事を描いた映画『アンストッパブル』。映画の舞台はペンシルベニア州になっていましたが、オハイオ州で実際に起きた列車暴走事故が元になっていました。緊張の連続の中、列車は約2時間無人で走り続けていたのです。

『アンストッパブル』作品情報


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タイトル アンストッパブル(Unstoppable)
監督 トニー・スコット
公開 2011年1月7日
製作国 アメリカ
時間 1時間38分

Rotten Tomatoes

あらすじ

ペンシルヴェニア州ブリュースターのミンゴ操車場。

この日、初めてコンビを組むことになった勤続28年のベテラン機関士フランクと、職務経験4ヶ月の新米車掌ウィル。

始めからソリが合わず、それぞれ私生活でも問題を抱える2人は、険悪な雰囲気で旧式機関車1206号に乗り込むことに。

その頃、同州のフラー操車場では、運転士によるブレーキ操作のミスが原因で、最新鋭の貨物列車777号が無人のまま走り出してしまう。

(出典:https://www.allcinema.net/cinema/337734)

暴走列車事故

映画『アンストッパブル』の中で描かれる暴走列車。
これは実際にあった事故が元になっています。

映画の中ではペンシルベニア州となっていましたが、実際はオハイオ州で起きた事故でした。
2001年5月15日。

オハイオ州のワルブリッジにある操車場から無人の列車が走り出してしまいました。
映画の中では全39両で全長800mの無人列車が走り出しましたが、実際は全48両とディーゼル機関車でした。

列車を本線と入れ替える作業中に事故はおきます。
ポイントが間違っている事に気がついた車掌は、ブレーキをかけますがポイントまでに間に合わないと気づきます。

そのために列車を降りてポイントまで走りポイントを切り替えようとしましたが、ブレーキは力行に切り替わってしまい列車のスピードは上がってしまいます

そのため車掌は列車に飛び乗ることができずに、列車は無人で暴走する事になってしまったのでした。

この事故は明らかに人為的なミスで起きてしまった事故だったのです。

暴走列車を止めろ

暴走列車を止めるために、映画の中では色んなことを試みます。

・列車の前に機関車を連結し速度を落とし、ヘリコプターから車掌が飛び移る
・燃料カットボタンを銃で狙う
・脱線器を使って列車を脱線させる

しかしどの方法も列車の速さにはかなわず、失敗してしまいました。

実際の事故でも同じように列車を止めるようなことがいくつか行われていました。

・銃で非常停止ボタンを狙う
・ポイントを切り替えて脱線させる

しかしこの実際の作戦も失敗しました。
映画の中では時速114kmで列車は暴走していましたが、実際の列車も時速110kmほどの速度で走っていました。

そのパワーは驚異的なものでした。

そして最後の試みとして後ろから列車を連結し、ブレーキをかけることを試みます。
反対側から暴走列車に近づいていた列車が、暴走列車が通過した後後ろから追いかける事になります。

そして猛スピードの中で無事に機関車を貨物列車と連結させる事に成功しました。
そして機関車の車掌はブレーキをかけ続けます。
そのおかげで暴走列車は徐々に速度を落とし始めます。

そしてある程度速度が落ちたところで、待っていた車掌が暴走列車に飛び乗りブレキーきをかけ列車を完全に止めることができたのでした。

映画の中では暴走列車の前に機関車を連結しようとした車掌が1人亡くなっていましたが、実際はこの事故の死者は誰もいませんでした。

まとめ

嘘のような本当の話映画『アンストッパブル』。

暴走列車を止めるために列車を愛する人たちが、命をかけて列車を止めました。

実際の事故でも同じように大事故が起きる前に、なんとか列車を止めるようと多くの人が動きました。

そして死者を出す事なく、無事に列車は止まったのでした。