NHK『偉人たちの健康診断』徳川将軍家の健康法SP


1603年〜1867年の260年にも及んだ江戸幕府。その間15人の将軍が誕生しました。名前を知っている将軍も入れば知らない将軍も。今回は江戸幕府の歴代将軍をまとめて健康診断してみました。

徳川将軍家の健康法SP

徳川家康から始まり、家光や吉宗、慶喜まで。

江戸時代260年におよぶ太平の世を築いた歴代・徳川将軍たちをまとめて健康診断!

それぞれの病や現代にも通じる健康のヒントを探る。

ご長寿ランキング1位に輝いた将軍の健康を支えた食材とは?

暴れん坊将軍・吉宗のストレス解消法はアニマルセラピー!?

「生類憐みの令」で有名な5代綱吉の命を奪ったのは「正月の餅」だった?

さらには今なお謎に包まれた家康の死因にも迫る。

(出典:https://www4.nhk.or.jp/ijin-kenko/x/2019-08-22/10/7434/1800061/)


江戸幕府歴代15人の将軍

260年間続いた江戸幕府をおさめたのは15人の将軍です。

1代 家康 徳川幕府を開く
2代 秀忠 恐妻家?
3代 家光 おじいちゃん子
4代 家綱 趣味はお絵かき
5代 綱吉 お犬さま
6代 家宣 高身長
7代 家継 最年少
8代 吉宗 暴れん坊?
9代 家重 病弱
10代 家治 将棋名人
11代 家斉 子だくさん
12代 家慶 黒船来航
13代 家定 篤姫と結婚
14代 家茂 動物好き
15代 慶喜 最後の将軍

長寿

徳川家康

62歳で念願だった天下統一を成し遂げ江戸幕府を開いた徳川家康。
しかし大阪には豊富秀吉の後継者の秀頼がいました。
また秀頼の家臣なども多くいたため、家康は天下統一を成し遂げた後でも気を休めることはありませんでした。

江戸幕府を守るためにも「彼らよりも長生きする」と誓った家康。
彼はその日から食生活に気をつけるようになりました。
火を通した温かいものしか食べず、自分の知らないものや季節外れのものを食べませんでした。

さらに家康にとってソウルフードでもある八丁味噌をこよなく愛しました。
発酵食品である味噌を食べることが長寿の秘訣だったのかもしれません。

食生活に気をつけた家康は75歳まで生きました。

徳川慶喜

15代将軍の慶喜。
家康の再来とも言われ、幕府の立て直しを期待されていました。
しかし30歳で将軍になった慶喜は31歳で大政奉還し、政権を返上しました。

その後は静岡で第二人生を送り始めました。
将軍になる前から豚肉が大好きだった慶喜は、当時高級品だった豚肉を強引に取り寄せて食していました。
それは静岡に移ってからも同じだったようです。

将軍時代のように献上品はありませんが、豚肉を取り寄せて食べていました。
豚肉には免疫細胞を正常にさせる機能があります。
しかもカロリーが低く、ビタミンB1が豊富です。

この豚肉で慶喜をスリムな体系を保ち、長生きした可能性があるのです。
慶喜は徳川家歴代将軍の中で1番長生きし、77歳まで生きたのでした。

ストレス

徳川家光

3代目将軍家光。
鎖国や参勤交代などを定め、名君の1人と言われています。
しかしそんな家光もストレスに悩まされていたようです。

家光が将軍となった時代は、家光よりも年上の外様大名がたくさんいて家光は気を使っていました。
さらに弟の忠長は優秀であったため、いつ自分の座が奪われてしまうか気が気でありませんでした。

日々ストレスを抱え免疫力が下がっていた家光は病気を繰り返します。
20歳:瘧(熱病の一種)
22歳:眼病
25歳:脚気
26歳:疱瘡
と大病を何度も患います。

しかも征夷大将軍任命、日光東照宮参拝、外交問題、朝廷との揉め事など家光にとって大事な時に病気になりました。

将軍としての日々の務めは家光にとってかなりのストレスだったのかもしれません。

ストレス対策

将軍とはやはりストレスを抱えてしまう任務なのです。
徳川の歴代の将軍はそれぞれストレス発散方法を確立していました。

秀忠:鼓を打つ
家光:金魚を飼う
家茂:小鳥を飼う
綱吉:犬を愛する

動物を愛し触れ合うことで、ストレスを発散していた将軍が多かったようです。
また歴代将軍が行なっていた鷹狩り。
これもストレス発散の1つになったようです。
鷹にふれあい、さらに獲物を捕った場所まで走るという運動にもなります。

適度な運動と動物からの癒しで、日々心を沈めていたのかもしれません。

それぞれの最期

徳川吉宗

共保の改革で有名な吉宗。
暴れん坊将軍として現代でも名の知られている人気の将軍です。

幕府の財政再建を目指した吉宗は自ら質素倹約を実践します。
当時は1日3食が定着し始めていましたが、吉宗は1日2食で節約を務めます。
さらにおかずを少なくするために、おかずの味付けを塩辛くしました。
これが吉宗の命を奪うことになってしまいます。

塩分過多になり高血圧だったと思われる吉宗は63歳の時に脳卒中で倒れてしまいます。
必死のリハビリを行った吉宗でしたが、5年後再発してしまい68歳で亡くなりました。

徳川綱吉

生類憐れみの令で有名な綱吉。
彼は63歳の時に倒れてしまいそのまま亡くなってしまいました。

朝おかゆとお餅を食べた綱吉。
その直後腹痛を訴えトイレに向かいます。
そしてトイレから出てきたところ倒れてしまったのです。

トイレで気持ち悪くなってしまった綱吉は、お餅を吐こうとしましたがお餅が詰まって亡くなってしまったのでした。

徳川家康

家康の死因は長い間謎とされてきました。
鯛の天ぷらによる食中毒ではとされていましたが、家康は3ヶ月闘病しそのまま亡くなってしまいます。

現代の医学から考えると、食中毒では3ヶ月の闘病は考えられません。
そこで最も有力とされる説が、胃がんではないかという説です。

残されている資料から紐解くと、胃がんにより腸閉塞を起こした可能性が強いのです。

 

徳川将軍をまとめて健康診断した今回の番組では、それぞれの健康法などを知ることができました。
歴史的な出来事と重ね合わせてみると、将軍たちをもっと身近にに感じることができました。