映画『ペイルライダー』あらすじと解説 ペイルライダーの意味とは?

クリント・イーストウッド監督・主演の西部劇『ペイルライダー』。西部劇『シェーン』へのオマージュを込めた映画でもある『ペイルライダー』は、強くてクールなガンマンの作品になっていました。

目次

『ペイルライダー』作品情報

タイトル ペイルライダー(Pale Rider)
監督 クリント・イーストウッド
公開 1985年9月21日
製作国 アメリカ
時間 1時間55分

Rotten Tomatoes

『ペイルライダー』あらすじ


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ゴールド・ラッシュ時代のカリフォルニア。

マウンテン峡谷から枝別れしている無数の小さな峡谷の一つ、カーボン峡谷。

他の峡谷が、大きな鉱山会社を経営するラフッド一家に牛耳られている中で、このカーボンだけは、ラフッド一家の手から逃れられているが、その陥落も時間の問題だった。

15歳の少女ミーガン母のサラと、その婚約者ハル・バレットは、このカーボンの村に暮らしていたが、この日もラフッド社のいやがらせに遭い、ミーガンは愛犬を失った。

犬の墓前で、神に奇跡を願うミーガン。

その祈りに応えるかのように、ラフッドの町に1人の男が向かっていた。

(出典:https://eiga.com/movie/49110/)

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タイトル『ペイルライダー』の意味とは?

出典:IMDb

西部劇『ペイルライダー』。
峡谷に住む苦しむ住民たちを助けにやってきたのが、クリント・イーストウッド扮する牧師です。

彼が登場したシーンは、フラッドの一味に村をめちゃくちゃにされて愛犬を失ってしまったミーガンが犬のお墓の前で祈っている時でした。

町に出向いたハルはフラッドの一味の絡まれているところを、牧師に助けられます。
牧師に恩を返そうと家まで連れてきたハル。

この牧師は一体何者なのでしょうか?
それは映画のタイトルの意味と繋がります。

その答えは「ヨハネの黙示録」にあります。
ヨハネの黙示録の4人目の騎士。
子羊が4番目の封印を解いたときに現れます。

その目的は疫病や野獣をもちいて、地上の人間を死に至らしめる役目を担っているとされています。
牧師がハルとともに村にやってきた時、ミーガンは聖書のこの部分を読んでいました。

クリント・イーストウッド扮する牧師は、ヨハネの黙示録の第四の騎士だったのです。

渋くてクールなガンマン

出典:IMDb

村にやってきて村を救おうとする牧師でありガンマンのイーストウッド。

その物静かで優しくて強い姿にみんなが彼を信頼します。
ハルの婚約者であるサラとその娘ミーガンは、親子同時に彼に惚れてしまいます。

さすがイーストウッドです。

あれだけ強くて頼り甲斐のある男性が突然やってきたら心を奪われてしまうでしょう。

そんな女性陣の心を知っていながら、牧師は宿敵を倒すと静かに町から去って行きました。
その去り方もまた彼らしい去り方でした。

登場から去るまで常にクールな姿勢を貫き通した男性でした。

まとめ

王道西部劇の『ペイルライダー』。

渋くてかっこいいクリント・イーストウッドを見ることができるし、ウエスタンの世界を堪能することができる映画になっています。

ガンマンの銃の早撃ちは見所の1つです。

 

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