世間から「死の商人」と呼ばれている、スターク・インダストリーズのCEOトニー・スターク。彼の会社は様々な兵器を開発しそれを売ることで、莫大な利益をあげていました。超お金持ちとなり自由気ままにわがまま放題に生きるトニー。彼は自分の会社が開発した武器で、たくさんの人がなくなっていることを全く知らなかったのです。
『アイアンマン』作品情報
タイトル | アイアンマン(Iron Man) |
監督 | ジョン・ファヴロー |
公開 | 2008年9月27日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 2時間6分 |
Rotten Tomatoes
あらすじ
(引用:MIHOシネマ)
トニー・スターク
スターク・インダストリーズのCEOトニー・スターク。
女好きで有名な彼は、有り余るお金を好き勝手に使いわがまま放題に生きるダメ男でした。
ただし彼は普通のクズ人間とは少し違います。
超天才的な頭脳の持ち主だったのです。
彼の父親は伝説的な兵器開発者のハワード・スターク。
第二次世界大戦でドイツ軍を負かし、核兵器開発にも携わった人物です。
そしてスターク・インダストリーズを設立しました。
息子のトニーは4歳で回路基盤を作り、6歳でエンジンを製作、そして17歳でMITを首席で卒業しています。
幼い頃から才能を思う存分発揮していたトニーは、父親が亡くなると彼が21歳になった時、新しいCEOに就任しました。
そして高度な兵器ロボットや軍事衛星を開発し、会社はどんどん大きく成長しました。
莫大な財産を築き上げたトニーは、自分のことを国を守る「愛国者」と自負しています。
一方で、武器を商売にしている彼を「死の商人」と呼ぶ人もいました。
トニーは武器を売ったお金で医療技術を開発したり飢えた人々にも援助していると言いますが、彼は自分の会社が開発した武器が、ゲリラ組織に渡っていることを知りません。
ゲリラ組織が中東の多くの人を苦しめていることを知りません。
彼はゲリラ組織に拉致されて初めて、自分の行っている現状を知ることになるのです。
アーク・リアクター
アフガニスタンで拉致されてしまったトニー・スターク。
彼は自分の会社が作ったミサイルの爆発に巻き込まれます。
その結果トニーの心臓には爆弾の破片が残ってしまいます。
彼の心臓から破片を取り除いてくれたのは、トニーと同じように拉致されていたインセン。
インセンは電磁石をトニーの胸に埋め込み、車のバッテリーに繋ぎ起動させることで、残った破片が心臓に達しないようしてくれていました。
要は、磁石で破片を引っ張っていたのです。
しかしそれにも限界があります。
そこでトニーは、自ら心臓を守るアーク・リアクターを作りました。
実はスターク・インダストリーズではこのアーク・リアクターの研究を30年間続けていました。
しかしほとんど進歩はありませんでした。
それをスタークは、なんと拉致された洞窟の中で小型化したのです。
アーク・リアクターは
[box class=”red_box” title=””]・人生50回分、心臓を動かすことができる
・人間より大きなものを15分間動かせる[/box]
このアーク・リアクターとスーツでトニーはゲリラ組織の洞窟から抜け出すことができたのです。
ただし、これはあくまで初代アーク・リアクター。
家に戻ったトニーは、もっと威力のあるアーク・リアクターを開発します。
そして『アイアンマン』が誕生したのでした。
「アベンジャーズ」
アメリカに戻ってきたトニーの元を訪ねてきた1人の人物。
彼は戦略国土調停補強配備局のコールソンだと名乗ります。
ペッパーから長い名前と言われ、最後には「S.H.I.E.L.D.」と略していました。
FBIともCIAとも違う、もっと具体的な目的を持つ組織S.H.I.E.L.D.。
そのS.H.I.E.L.D.の助けもあって、ペッパーはスーツを開発しているオバディアの元に向かいます。
さらにはアイアンマンの正体を隠すために、アリバイを作ってくれたのもS.H.I.E.L.D.でした。
(ただし、トニーは自分がアイアンマンだとバラしてしまいます。)
そしてエンディングクレジット後に現れたのは、S.H.I.E.L.Dの長官ニック・フューリーです。
彼はトニーに「アベンジャーズの話をしたい」と言います。
これが映画『アイアンマン』をスタートとするMCUシリーズの始まりです。
ここからどうやってアベンジャーズが起動していくのか、アイアンマンの活躍と同じくらい楽しみな物語です。
まとめ
自分の能力でアイアンマンを作り出したトニー・スターク。
それは自分の開発した兵器が多くの人を苦しめていたことへの、トニーなりの罪滅ぼしでした。
自分が犯した過ちは取り返すことはできない、ならばせめてこれから起きる過ちを防ごうと動き出したのがトニーです。
これから先、彼はアイアンマンとして過去の自分の罪と向き合っていくのです。