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【映画カレンダー】この記事では日付にちなんだ映画を紹介しています。
7月3日にちなんだ作品は、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』のパロディ映画で、ゾンビとなって蘇った死体が脳みそを求めて人間を襲うコメディゾンビ映画『バタリアン』です。
映画『バタリアン』
タイトル | バタリアン(The Return of the Living Dead) |
監督 | ダン・オバノン |
公開 | 1985年8月15日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間31分 |
あらすじ
1969年、軍人病院の薬品事故が原因で死体が次々に蘇生してしまった。ゾンビは長年極秘保管されていたが、ある日そこで働くフランクたちが不老不死のゾンビ「バタリアン」を蘇らせてしまう。ゾンビたちは人間の脳みそを求めて街中で暴れ出し…。
(https://filmarks.com/movies/37885)
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7月3日
映画『バタリアン』の冒頭には「1984年7月3日 午後5時30分 東部夏時間」と字幕が出て、そこから物語は始まります。
この後ゾンビが保管されている容器からガスが漏れてしまい次々と死体がゾンビとなって蘇りますが、この映画で描かれていたのは7月3日の夕方から7月4日の早朝にかけての出来事でした。
なので、7月4日の出来事も描かれてはいますが、死体が蘇るきっかけとなった事故が起きた日、また映画の冒頭にも出てくる日付から、7月3日にちなんだ映画として『バタリアン』を取り上げました。
映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』
映画『バタリアン』は1968年に公開されたゾンビ映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』のパロディ映画として製作されました。
タイトル | ナイト・オブ・ザ・リビングデッド(Night of the Living Dead) |
監督 | ジョージ・A・ロメロ |
公開 | 1968年10月1日 |
製作国 | アメリカ |
時間 | 1時間36分 |
映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の脚本を書いたのはジョン・ルッソで、彼が続編として書いた物語が「The Return of the Living Dead」(『バタリアン』)でした。
ただし、『バタリアン』の監督ダン・オバノンは、続編を読んだ時に「ロメロ監督の領域を荒らしてはいけない」と感じたそうで、それがコメディ映画『バタリアン』になりました。
なので、映画『バタリアン』は元々は『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の続編として書かれた物語でもあるので、劇中色んな場面で『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』へのオマージュが散りばめられています。
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』へのオマージュ
映画『バタリアン』の最初の方には「『ナイト・オブザ・リビング・デッド』は事実の映画化なんだ」というセリフがありますが、そのほか色んな場面で『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』をオマージュしています。
墓地
・兄妹がお墓参りをするために墓地に向かう
・墓地で死体が蘇り兄が襲われる
・主人公たちが働く医療品商会の隣は墓地
・墓地で死体が蘇り若者が襲われる
地下室
・民家の地下室に隠れる1組の家族
・蘇った死体を薬品につけ医療品商会の地下室で保管
扉と窓
・蘇った死体の侵入を防ぐためにドアや窓を板で塞ぎ釘を打ちる
・蘇った死体が部屋の中に侵入しようと窓や板の隙間から手を伸ばす
このシーンは映画『バタリアン』の中で何回も描かれています。
車
・外に置かれている車を取りに行く
・失敗し車は燃えてしまう
・外にあるパトカーを取りに行く
・成功するが最終的に車は燃えてしまう
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』には、外に置かれている車を取りに行く時に「俺たちが外に出たらドアにすぐ鍵をかけろ」と言うセリフがありますが、同じセリフが『バタリアン』でも使用されていました。
映画『バタリアン』は、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』へのオマージュと、ダン・オバノン監督が大好きなB級映画や影響を受けた映画が詰まった作品です。
ぜひ、コメディゾンビ映画『バタリアン』を観て、ダン・オバノン監督の世界観を堪能してみてください。